篠崎誠監督が３．１１を題材に描いた『あれから』が、３月８日(土)より14日(金)まで、吉祥寺バウスシアターにて１週間限定再上映されています。
　『あれから』は、震災後の東京で日常を送りつつ、離れて暮らす恋人との関係に心を揺らしていく女性を主人公にした作品。２０１２年の東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で初上映され、２０１３年３月に劇場公開。吉祥寺バウスシアターでの上映は公開時以来、約１年ぶりとなります。
　映画に登場する主人公の職場は吉祥寺にある靴店で撮影がおこなわれており、吉祥寺とは縁の深い『あれから』ですが、吉祥寺バウスシアターは５月をもって閉館することが決定しており、バウスシアターで『あれから』が上映されるのは今回が最後。映像ソフト化の予定がなく、今後の再上映の予定も決まっていない『あれから』を、映画のロケ地近くで鑑賞できる貴重な機会となっています。