日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>村上虹郎さん監督からのプレゼントに感激 『忘れないと誓ったぼくがいた』村上虹郎誕生日試写会

村上虹郎さん監督からのプレゼントに感激 『忘れないと誓ったぼくがいた』村上虹郎誕生日試写会

記事メイン写真

色とりどりのフルーツで「虹」をイメージしたケーキを前に、監督からプレゼントされた8ミリカメラを構える村上虹郎さん(中央)と、堀江慶監督(右)、池端レイナさん

 いま注目のフレッシュなふたりを主演に迎えた恋愛ファンタジー『忘れないと誓ったぼくがいた』(3月28日公開)の試写会が3月17日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、この日が誕生日の主演・村上虹郎さんが堀江慶監督とともに舞台あいさつをおこないました。
 日本ファンタジーノベル大賞受賞作家・平山瑞穂さんの同名小説を映画化した『忘れないと誓ったぼくがいた』は、平凡な高校3年生の葉山タカシと、人々の記憶から消えてしまうという不思議な境遇の少女・織部あずさとの恋を描いた切ない青春ラブストーリー。
 誕生日の登壇に「久しぶりに緊張しているんですけど」というタカシ役の村上さんは「大事な日とかにはけっこう雨が降るんです」という“雨男”にもかかわらず誕生日に晴れたことが「感無量」と話し、近ごろ南の島を訪れた際にも雨が上がって虹が見えたというエピソードを紹介して「虹が見えたのがほんとに嬉しくて、その気持ちのままでみなさんとこの場にいることがすごく嬉しいです」とあいさつしました。
 堀江監督は「(村上さんは)18歳になったんだよね? ぼく36なんですけど“あ、倍か”といま気づきました」と客席の笑いも誘いつつ、村上さんについて「変化球の変化球というか、リアクションが予想がつかない。最初に面接で会ったときからなに考えているかわからなくて、その感性に賭けた映画だと思います。とにかく(村上さんは)面白いです」と評しました。
 また、もうひとりの主演でヒロインのあずさを演じた早見あかりさんも奇しくも村上さんと同じく3月17日が誕生日。村上さんは「ファーストインプレッションからすごくラフに話せて、監督が“ (村上さんと早見さんは)人種が似ている”と言っていたんですけど、その言い方が近いかもしれません」と共演しての早見さんの印象を述べ、堀江監督は「『忘れないと誓ったぼくがいた』は村上虹郎と早見あかりの映画ですから。ふたりじゃなかったら成立しなかった」と、ともに誕生日を迎えたふたりに賛辞を送りました。

 そして、村上さんの誕生日をお祝いにタカシの姉・清美を演じた池端レイナさんが花束を持ってサプライズ出演。「虹」をイメージした豪華なケーキも登場し、池端さんは「みなさんこのケーキのことは絶対に忘れないでください(笑)」とアピールしました。

記事メイン写真

池端レイナさんから花束を受け取る村上虹郎さん

 さらに、堀江監督も「(村上さんは)なにを貰ってもたぶん喜ばないなと思ったので、すごい悩んだ」と、監督が学生時代から使っている8ミリカメラを村上さんにプレゼント。村上さんは意外なプレゼントに「え、これジャンク(壊れて修理不能のもの)じゃないですよね?」とビックリ。監督の「ジャンクじゃないよ、使えるよ使える(笑)」という返答に「ハンパなく嬉しいです!」と喜びを露わにし、堀江監督も「やった! 喜んでもらえた」と安堵の笑顔をみせました。

記事メイン写真

監督の用意した誕生日プレゼントは8ミリカメラ。村上さんは思わぬプレゼントにピックリ

 マスコミ向けのフォトセッションがおこなわれたあと、村上さんは「最後一言いいですか?」と自らマイクを持ち「最近、言霊を大事に思っていて、あまり軽く言わない言葉をちょっと選んで言ってみます。“大丈夫”って言葉があるじゃないですか。(写真に)撮らなくてもほんとに大事なことは忘れないんで“大丈夫”です。だから今日は写真は1枚もないっていう会も考えたけどあり得ないので、1枚だけ一緒に写真を撮りましょう」と、持参した私物のフィルムカメラで客席のみなさんと一緒に記念撮影をして誕生日の舞台あいさつを締めくくりました。

コメント写真

主人公・葉山タカシを演じた村上虹郎さん

コメント写真

脚本(共同)も手がけた堀江慶監督

コメント写真

タカシの姉・清美役の池端レイナさん

 堀江監督が「“忘れる”って映像表現にするのが難しいなというのがこの原作を選んだ理由というか、説明せずナレーションも付けずに表現できないか」と語るように、映像ならではの表現で“忘れる”ことを描き出していく『忘れないと誓ったぼくがいた』は、3月28日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開されます。

スポンサーリンク