ハロウィンらしく“コウモリ”のコスプレでイベントに登場した藤田恵名さん
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「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション 2019」を開催中のヒューマントラストシネマ渋谷で、上映作『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』のハロウィンイベントが10月26日におこなわれ、主演の藤田恵名さんがコスプレ姿を披露しました。
「いま一番“脱げる”シンガーソングライター」のキャッチフレーズで音楽とグラビアを中心に多彩に活動する藤田恵名さんが主演の『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』は、海外でも高い人気を誇る西村喜廣監督がメガホンをとったバイオレンスアクション。藤田さん演じる女殺し屋・キカの闘いが、さまざまな料理を交えつつ描かれていきます。
映画祭開幕2日目の10月12日に予定されていた舞台あいさつが台風で中止となったため、藤田さんはこのハロウィンイベントが「台風リベンジ」となる劇場初登場。藤田さんは前回の舞台あいさつ中止について「すごくビックリしました。(作品完成から公開まで時間がかかったため)やっとの上映で、やっと舞台あいさつできるなってときにそうなってしまったので」と話すとともに、1週間前の19日に劇場でトークイベントをおこなった西村喜廣監督が「どんな私の悪口を言ったのかわからない(笑)」と悪戯っぽく一言。
イベントの司会をつとめた山口幸彦プロデューサーは「悪口とか全然、出てないですよ」とフォローを入れつつ「(劇中に登場する)浅草の三社祭のことを、(藤田さんが)サンバカーニバルと間違えたってエピソードで場内爆笑に包まれていましたけどね」と報告し、藤田さんは「わかんなくて、浅草で(サンバカーニバルを)やってるって聞いたことあるしなって(笑)」と笑いました。
今回の映画のイベントに登場するのは初となった藤田恵名さん
藤田さんが演じた主人公のキカは、顔は白塗りに赤丸の日の丸メイク、髪は紙粘土で固めるという強烈なルックスで、氏田さんは髪をモヒカンにする可能性もあったことや、メイクで肌に悪影響が出たり、髪が傷んだり、アクションシーンでアザだらけになったり「もうが身がボロボロに(笑)」なったと告白する一方で「役になりきる、役に命を賭けるみたいにとらえて乗り切りましたね」と振り返りました。
また、格闘シーンの撮影では実際に相手の蹴りなどが藤田さんに入ってしまい、痛みをこらえながら撮影したこともあったそう。藤田さんは安全のためにつけているサポーターを動きやすいよう自ら希望して外して撮影していたこともあると明かし「痛いからこそ出た表情とかもあるので」と、コメント。
それら激しいシーンだけでなく、劇中ではキカと地下アイドルの少女・MIMIとの心の通い合いも描かれており、藤田さんはMIMIへの感情が強く表現されたシーンについて「やっと心を開ける人と出会ったという、キカの純粋さみたいなのを客観して演じてみましたね、どうやったらピュアに映るかなって」と話し「すごい想いが入りましたね。泣けましたもん」というそのシーンではアドリブで出た演技もあると、キカ役への想いの深さを感じさせました。
イベントの司会は『怪談新耳袋Gメン』シリーズでもおなじみの山口幸彦プロデューサー。イベントでは藤田さんが過去の山口プロデューサーの作品も含め撮影前のお祓いに行っていないことを暴露し「(『怪談新耳袋Gメン』で心霊スポットに)行き過ぎて麻痺してる(笑)」と追求する一幕も
撮影時のエピソードなどが披露されたトークに加えて、この日はハロウィンイベントということで、お菓子と本家シッチェス映画祭公式バッジのセットや、藤田さんのサイン入り映画祭ポスターというレアな景品が用意されたプレゼント大会もおこなわれました。
観客のみなさんが藤田さんとじゃんけんで勝負し、見事に勝ち抜いた幸運な方々には藤田さんが直接プレゼントを手渡しました。
観客のみなさんとじゃんけんをする藤田恵名さん。勝ち抜いた人数がプレゼントの数とピッタリになり、藤田さんは役名にちなんで「キカだけにきっかり(笑)」
イベントの最後に藤田さんは「今日はこういう場にやっと登壇できまして、台風はちょっとね、悲しかったですけれども、こういう機会を与えてくださったスタッフの方々、ほんとにありがとうございました。そして観にきてくださったみなさん、(『WELCOME TO JAPAN』の)上映に全部来ている方もいるんですよ、ほんとにありがとうございます。私よりセリフ知っていたりするんでビックリしちゃうんですけど」と、観客の方々に感謝。そして「歌手でありながら、こういう主演映画をつとめさせていただく機会があることを、ほんとに幸せに思います」と話すと、作品への応援を呼びかけてハロウィンイベントを締めくくりました。
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、世界三大ファンタスティック映画祭のひとつでスペインで毎年開催されている国際映画祭「シッチェス映画祭」上映作品の中から選ばれた作品を日本国内で上映するという、同映画祭公認の映画祭。
『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』と藤田恵名さんが出演した映画の続編である『血を吸う粘土~派生』「梅沢壮一監督)の日本映画2作品が初上映されているほか、選りすぐりのホラー作品がラインナップしており、東京のヒューマントラストシネマ渋谷にて10月31日(木)まで開催されているほか、名古屋のシネマスコーレで10月26日(土)より11月15日(金)まで、大阪のシネ・リーブル梅田で11月8日(金)より21日(木)まで、それぞれ開催されます。
また、東京会場のヒューマントラストシネマ渋谷から徒歩約5分にある、ギターメーカー・ESP(イーエスピー)のショップ併設ミュージアム・ESP museumlでは、11月4日まで藤田恵名さんがミュージックビデオで使用したESP製のギターや藤田さんの衣装などが特別展示されています(入場無料)。