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10人の女優たちの本気の長編映画制作! 『渇愛の果て、』クラウドファンディングがスタート

 脚本・監督をつとめる有田あんさんら10人の女優が「出生前診断」をテーマに制作する長編映画『渇愛の果て、』を支援するクラウドファンディングがスタートしました。200万円を目標額として9月4日まで実施されます。

 『渇愛の果て、』は、劇団・野生児童を主宰する有田監督が知人女性の出産時の経験をきっっかけに「いつか『出生前診断』と向き合わないといけなくなったときに、赤ちゃんとの将来を考える手助けになるように、『出生前診断』をもっとよく知りたい、知ってほしい」という想いから創作した作品で、当初は有田監督の作・演出をつとめ出演もする舞台劇として今年6月の上演が予定されていました。
 舞台公演は新型コロナウイルス感染症の拡大により安全を考慮して中止となりましたが、“命”について考える機会が増えている現在だからこそ新しく生まれる命に目を向けた作品を届ける意味があるとの考えから、長編映画としての制作がスタートしました。

 有田監督にとって初の試みとなる映画制作にあたり、監督自身が声をかけ舞台版にも出演予定だった小原徳子さんをはじめとする確固たる姿勢を持った女優たちが集結。有田監督を含め10人の女優が、女性だからこその視点で難しくデリケートな「出生前診断」というテーマに切り込んでいきます。

立ち上げメンバー:有田あん 小原徳子 瑞生桜子 辻凪子 烏森まど 廣川千紘 伊島青 藤原咲恵 輝有子 寺田華佳(スタッフとしてのみ参加)
※ほか出演者は随時追加発表予定
記事写真

『渇愛の果て、』メインヴィジュアル

 『渇愛の果て、』は、資金調達も参加メンバー自身がおこなう自主制作作品であり、創作に妥協せず、また人件費を保証しながら作品を作り上げ、より多くの方々に届けるため、制作資金の一部を支援するためのクラウドファンディングが実施されます。
 映画関連のクラウドファンディングで実績豊富なプラットフォーム「Motion Gallery」でおこなわれているクラウドファンディングは、目標額が200万円に設定されており、1000円から支援が可能。目標額達成にかかわらず集まった金額が制作支援に使われます。
 リターンとして、お礼メッセージデータやエンドクレジットに名前掲載などのほか、オンラインで制作会議を30分間見学できるコースや、撮影現場に1時間招待、メイキング動画など、さまざまな特典が用意されています。

 作品は2020年9月、冬、2021年春と3回に分けて撮影をおこない、編集などポストプロダクション作業を経て2021年秋~冬の完成と試写、2022年内の劇場公開が予定されています。

 作品の制作にあたり、有田監督は以下のようにメッセージを発表しています。

有田あん監督メッセージ

今年の6月に同じタイトルの舞台を上演する予定でした。しかし3月、参加者・お客様の安全を守れないと思い中止を決断。その時から映画化の構想は頭にありました。映画化は安全を守りながら皆様にお届けする方法を考えた結果でした。舞台から映画にするにあたってキャスト・スタッフ・物語自体も大きく変わりましたが、芯は変わっていません。

正しく知ることは、優しさにつながる

感染者数に目がいく日々。日々生まれる新しい命。出生前診断・闘う妊婦さん・家族・医療の方々。このご時世だからこそ目を向けたい。きちんと知りたい。正しい情報、様々な考えがあることを知ることで自分や他人を責める気持ちが少しでもなくなればと思います。
この状況下で初めての長編映画を撮るということで、私が信頼する女優たち、頼もしいスタッフと共に走り出しました。私の友人の出来事をきっかけに始まったこの物語、今ではこのメンバーなしでは考えられません。思いだけで動く私と共に走ってくれているみんなに、日々感謝の思いでいっ䜁いです。自粛期間中、助産師さん、産婦人科医さん、診断をうけたお母さんなど、様々な方々にオンラインインタビューを実施。実話を基に制作。『渇愛の果て、』は今後も色々な形にして届けていきたいと思っています。 まずは映画版。 誠実に、みんなの安全を守りながら制作していきます。 
どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

2020年7月15日 野生児童主宰 有田あん

 10人の女優たちが、いまこの時期だからこそ挑む長編映画制作。クラウドファンディングは、その意欲的な試みに参加する機会でもあります。ぜひ、SNSの作品公式アカウントなどで最新情報をチェクしてください。

※制作スケジュールの詳細が決定したことを受けてスケジュールに関する記述を一部改訂しています(8月23日更新)

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