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「夏のホラー秘宝まつり2021」で人気シリーズ最終章『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』上映!

 大人気心霊ドキュメンタリーシリーズの最終章となる『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』が8月に4都市で開催の「夏のホラー秘宝まつり2021」で上映されることが発表されました。

 「怪談新耳袋Gメン」シリーズは、映像化作品も好評を博したベストセラー実話怪談集「新耳袋」のスピンオフ企画として第1弾「怪談新耳袋 殴り込み!」が2008年にDVDでリリース。“新耳Gメン”の男たちが体を張って実在の心霊スポットに殴り込みをかける、やらせもトリックも一切なしのガチンコ心霊ドキュメンタリーは、大の大人たちが真剣に怖がる生のリアクションが評判を呼んでシリーズ化され、2011年に『怪談新耳袋殴り込み!劇場版』で劇場進出を果たす大人気シリーズとなりました。
 2013年を最後に沈黙に入るも、2017年に「夏ホラー秘宝まつり2017」でタイトルも新たに新作『怪談新耳袋Gメン 復活編』が上映され堂々の復活。それ以降は毎年「夏のホラー秘宝まつり」で新作が上映され、観客投票企画“ホラー総選挙”でもつねに上位に入る「ホラー秘宝まつり」を代表するタイトルとして定着してきました。

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鋭意製作中『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』より、心霊スポットを訪れる山口幸彦プロデューサー(左)と佐藤周(さとう・あまね)監督

 その大人気シリーズが8月開催の「夏のホラー秘宝まつり2021」で上映される新作『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』でついに完結!
 シリーズ最後の旅路となる今作は、これまでのシリーズで果たせなかった“人型の霊の姿をカメラにおさめる”というこの作品以外では誰も望まないような悲願を叶えるべく、廃墟ビル、廃キャンプ場、 レッスンスタジオ、動物公園と「100%出る」と評判の心霊スポットに新耳Gメンが殴り込みをかけます!
 そして最後の旅路にふさわしく、これまで出演することはあってもGメンとして心霊スポットを訪れることはなかった原作「新耳袋」の著者・木原浩勝さんが満を持してGメンに初参加! さらにGメン発足以来の「女人禁制」の掟を破り、不可思議現象に特化するウェブニュースサイト「TOCANA」の角由紀子編集長が初の女性隊員(※市松人形のいせとはちを除く)としてGメンに加わります。
 メガホンとるのは、2017年の『復活編』、翌年の『冒険編』と復活以来2年連続でシリーズを監督し、2019年にようやく心霊スポット巡りから解放されたと思いきや『怪談新耳袋Gメン2020』で再び舞い戻ってしまった佐藤周(さとう・あまね)監督。2019年は劇映画『シオリノインム』で「夏のホラー秘宝まつり2019」の“ホラー総選挙”グランプリを獲得し、いまや「ホラー秘宝まつり」に欠かせない存在となった佐藤監督が、これまでシリーズに携わってきた監督陣のバトンを受け継ぎシリーズを締めくくります。
 ほか、シリーズ当初からのGメンメンバーである映像制作会社・シャイカー社長の後藤剛さんと、やはりシリーズ初期から出演する日本人形のはちというおなじみのメンバーの出演が予定されています。

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鋭意製作中『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』より

怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー

  • 監督:佐藤周
  • 出演(予定):後藤剛[シャイカー社長] 佐藤周 山口幸彦[キングレコード] はち[日本人形] ほか

  • 2021年/約90分

 現在鋭意製作中の『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』に向け、佐藤監督と、Gメンの一員でもある山口幸彦プロデューサーが、次のように意気込みあふれるコメントを発表しています。

佐藤周監督コメント

今回ついにシリーズが完結するということで、寂しい気持ちもありますが正直ホッとしています。だって来年以降、心霊スポットに行かなくてもいいんですよね?もう編集中に怪奇現象を見つけてガタガタ震えなくてもいいんですよね?平穏な日々が戻ってくるんですよね?それは嬉しいです!!ヤッター!!
とはいえ最後だし、全国のホラーファン、新耳Gメンファンの皆さんのためにも中途半端な映像じゃ終われないなと思ってます!今までも沢山の奇跡(怪奇現象)が起きましたが、それらを超える何かが今回起きてくれるのか…?いや、起こしてみせる!頑張ります!Gメン最後の勇姿を、ぜひ劇場で目に焼き付けてください!

山口幸彦プロデューサーコメント

映画秘宝の取材に無理やりつきあわされ、関西の某心霊廃ホテルにアタックしてから15年。多くの監督たちの卒業、主要メンバーの離脱、4年間の空白期間など多くの困難を乗り越えながらも細々と続けてきた怪談新耳袋Gメンの旅も今回でひとまず最後です。
今回はラスト・ツアーという事で、遂に初参戦となる原作者・木原浩勝さん、卒業した某監督、女人禁制のルールを破る初の女性参加者、TOCANAの角編集長など多彩なゲストを招いての旅になります。
撮影日の1週間前から憂鬱な気分を抱えながら過ごす日々もこれで最後かと思うと、とっても嬉しい気分です。
しかし、心残りはただ一つ。女子中学生の霊に罵声を浴びせられた事はあれど、未だにちゃんとした人型の霊をカメラに捉えた事がない事(世にあふれる心霊動画にはあんなにはっきり幽霊の姿が映っているのに)。
今回は 100%出ると言われる心霊スポットを厳選しました。これで人型の霊の姿をカメラにおさめる事ができなかったら、我々は、そちら方面の才能が皆無だったという事なのか、そもそも幽霊なんていないのでしょう。
これまでの15年の日々を無駄にしないためにも、今回頑張ります。

 山口プロデューサーのコメントには、今回発表されている木原さん、角編集長に加え“卒業した某監督”のゲスト参加が予告されており、今後の追加情報の発表が待たれます。

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鋭意製作中『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』より。シリーズ初期から参加する日本人形の“はち”はもちろん今回も参加

 『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』が上映される「夏のホラー秘宝まつり2021」は、ホラーファンからの支持も熱いホラー専門レーベル「ホラー秘宝」が送る観客参加型のホラー映画祭で、8回目となる今回は東名阪に京都を加えた4都市5館で開催。
 『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』のほかに、ルチオ・フルチ監督、マリオ・バーヴァ監督という2大巨匠の特集上映を含む海外映画32作品、日本映画2作品の旧作34作品、韓国発のスリラー『死なない夫』(2019年・韓/シン・ジョンウォン監督)のプレミア上映がすでに発表されており、強力なラインナップが揃っています。

ルチオ・フルチ特集上映

  • 『ビヨンド』(1981年・伊)※4Kレストア版上映・日本初上映
  • 『地獄の門』(1980年・伊)※4Kレストア版上映・日本初上映
  • 『墓地裏の家』(1981年・伊)※4Kレストア版上映・日本初上映
  • 『女の秘めごと』(1969年・伊=仏=西)※日本初上映
  • 『ルチオ・フルチのザ・サイキック』(1977年・伊)※日本初上映
  • 『マンハッタン・ベイビー』(1987年・伊)
  • 『ルチオ・フルチのマーダロック』(1985年・伊)※日本初上映
  • 『イノセント・ドール虜』(1987年・伊)
  • 『怒霊界エニグマ』(1987年・伊)※日本初上映
  • 『サンゲリア2』(1988年・伊)※日本初上映
  • 『ルチオ・フルチのクロック』(1989年・伊)※日本初上映
  • 『ルチオ・フルチのホラー・ハウス』(1989年・伊)※日本初上映
  • 『ルチオ・フルチの新デモンズ』(1990年・伊)※日本初上映

  • 『フルチトークス』(2021年・伊/アントニエッタ・デ・リッロ監督|ドキュメンタリー)※日本初上映
  • 『フルチ・フォー・フェイク』(2019年・伊/サイモン・スカフィディ監督|ドキュメンタリー)※日本初上映

マリオ・バーヴァ特集上映

  • 『モデル連続殺人!』(1963年・伊)
  • 『知りすぎた少女』(1963年・伊)※日本初上映
  • 『白い肌に狂う鞭』(1963年・伊)
  • 『ファイブ・バンボーレ』(1970年・伊)※日本初上映
  • 『クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉』(1969年・伊)※日本初上映
  • 『処刑男爵』(1972年・伊)※日本初上映
  • 『ラビッド・ドッグス』(1974年・伊)※日本初上映
  • 『ブラック・サバス 恐怖!三つの顔』(1963年・伊)※日本初上映
  • 『新エクソシスト 死肉のダンス』(1975年/伊)※日本初上映

ダリオ・アルジェント監督初期作&、ミヒャエル・ハネケ監督問題作&指折りの怪作リバイバル・初上映

  • 『四匹の蠅』(1971年・伊=仏/ダリオ・アルジェント監督)
  • 『ファニーゲーム』(1997年・オーストリア/ミヒャエル・ハネケ監督)
  • 『悪魔の受胎』(1979年・英/ノーマン・J・ウォーレン監督)
  • 『ショッカー』(1989年・米/ウェス・クレイヴン監督)
  • 『チェンジリング』(1980年・加/ピーター・メダック監督)
  • 『宇宙からのツタンカーメン』(1982年・米/トム・ケネディ監督)※日本初上映
  • 『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』(1984年・米/チャールズ・E・セリアーJr監督)※日本初上映
  • 『悪魔のサンタクロース2』(1987年・米/リー・ハリー監督)※日本初上映

ジャパニーズホラーの話題作アンコール上映

  • 『VAMP』(2019年/小中和哉監督)
  • 『エンボク』(2020年/鈴木浩介監督)

新作プレミア上映

  • 『死なない夫』(2019年・韓/シン・ジョンウォン監督)

 なお、キネカ大森とアップリンク吉祥寺の2館開催となる東京では、上映作品を2館で分けての上映となり『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』はキネカ大森で上映されます。

キネカ大森上映作品

  • 『地獄の門』(4Kレストア版)
  • 『墓地裏の家』(4Kレストア版)
  • 『マンハッタン・ベイビー』
  • 『サンゲリア2』
  • 『ルチオ・フルチのクロック』
  • 『ルチオ・フルチのホラー・ハウス』
  • 『ルチオ・フルチの新デモンズ』
  • 『フルチ・フォー・フェイク』
  • 『白い肌に狂う鞭』
  • 『処刑男爵』
  • 『ブラック・サバス 恐怖!三つの顔』
  • 『ラビッド・ドッグス』
  • 『新エクソシスト 死肉のダンス』
  • 『ファニーゲーム』
  • 『ショッカー』
  • 『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』
  • 『悪魔のサンタクロース2』
  • 『チェンジリング』
  • 『VAMP』
  • 『死なない夫』(※新作)
  • 『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』(※新作)

アップリンク吉祥寺上映作品

  • 『ビヨンド』(4Kレストア版)
  • 『女の秘めごと』
  • 『ルチオ・フルチのザ・サイキック』
  • 『ルチオ・フルチのマーダロック』
  • 『イノセント・ドール虜』
  • 『怒霊界エニグマ』
  • 『フルチトークス』
  • 『モデル連続殺人!』
  • 『知りすぎた少女』
  • 『クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉』
  • 『ファイブ・バンボーレ』
  • 『四匹の蠅』
  • 『悪魔の受胎』
  • 『宇宙からのツタンカーメン』
  • 『エンボク』

 上映作品数、開催都市数、開催劇場数すべてパワーアップして送る今年の「夏のホラー秘宝まつり2021」は、もちろん例年好評の観客投票企画「ホラー総選挙」などの観客参加型企画も用意して8月より東京・名古屋・大阪・京都の各会場にて開催。各会場のタイムテーブル・上映作品などは追って発表されます。
 待望の人気シリーズの上映も発表された人気映画祭の今後の情報にも期待です。

夏のホラー秘宝まつり2021

  • キネカ大森(東京):8月6日(金)~9月2日(木)
  • アップリンク吉祥寺(東京):8月13日(金)~9月9日(木)
  • シネマスコーレ(名古屋):今夏
  • シアターセブン(大阪):8月
  • アップリンク京都(京都):8月6日(金)~8月26日(木)

  • 料金:一般1500円 ※各劇場のサービス適用

  • 配給・宣伝:ブラウニー

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