『狂覗』『超擬態人間』の藤井秀剛監督が“青春と犯罪”を描く新作長編『半狂乱』が11月12日ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開されることが発表されました。
『狂覗』『超擬態人間』の藤井秀剛監督が送る青春クライム・サスペンス『半狂乱』11月12日公開
教師による秘密の持ち物検査を描いた『狂覗(きょうし)』(2017年)が小規模公開ながらカルトな人気を博し、“日本でしか作れないアメリカンホラー”『超擬態人間』(2018年)がブリュッセル国際ファンタスティック映画祭アジア映画部門グランプリをはじめ海外で高い評価を得た藤井秀剛監督の、待望の新作が公開されます。
新作『半狂乱』は、俳優たちが観客を人質にして劇場を占拠する犯罪を描いた青春クライム・サスペンス。映像化不可能と言われた劇場占拠事件を、構想に20年をかけて映画化実現しました。
『狂覗』で「いじめ」、『超擬態人間』では「幼児虐待」と、現代の社会問題をホラーやサスペンスというジャンルの中で扱ってきた藤井監督が『半狂乱』で題材としたのは「生きにくい社会への怒り」。
越智貴広さん、工藤トシキさんら、大規模なオーディションを勝ち抜いた《ブレイクしたい20代後半の俳優たち》が“《芝居なし》のリアル”で、この題材を表現します。
まさに劇場で鑑賞するべき「劇場体験型サスペンス」である『半狂乱』は、11月12日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷で公開されるのを皮切りに、大阪のシネ・リーブル梅田、東京のアップリンク吉祥寺、神戸の元町映画館、京都のアップリンク京都、名古屋のセンチュリーシネマほか、全国で順次公開されます。
『半狂乱』公開日程
『狂覗』『超擬態人間』と続けざまに衝撃作を送り出してきた藤井監督は『半狂乱』で観客にどんな衝撃を与えるのか? 注fjmovie.comでは、今後も『半狂乱』の情報を掲載していく予定です。
『半狂乱』物語
劇場に集まった200名の観客が人質にされた。
出演者たちが劇場を占拠したのだ。一体彼らに何が起きたのか?
半年前、役者達は“苦悩”していた。
夢へまい進する一方、社会は決して優しくない。
追い詰められた彼らが下した一世一代の決断。
それは全てを賭けた舞台公演の為の――強盗計画だった。