今関あきよし監督のショートフィルム2作品が9月18日より下北沢トリウッドで公開されるのを前に、予告編と出演者・鈴木聖奈さんのコメントが解禁されました。
1983年に『アイコ十六歳』でデビュー以降さまざまな作品を送り出し、21世紀に入ってからは海外撮影で精力的な映画制作をおこなってきた今関あきよし監督は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で海外での撮影が困難となった2020年、新たな映画作りの可能性をショートフィルムに見出しました。
明確なストーリーを持つのではない、いわば“映像詩”ともいえる新作ショートフィルム『Dear Moon』が、2018年に撮影された『Memories』とともに劇場公開されます。
『Memories』は、今関監督が台湾撮影の『恋恋豆花(れんれんどうふぁ)』(2018年)で主演に起用したモトーラ世理奈さんの別の面を見せたいと『恋恋豆花』の直後に撮影した作品。世界的なエンターテイメント集団シルク・ドゥ・ソレイユに参加するバイオリニストのポール・ラザーさんと、モトーラ世理奈さんが主演し、ほぼ全編がモノクロで描かれる音楽幻想譚。ポール・ラザーさんとモトーラさんのほか、今関監督と縁の深い大林宣彦監督の2006年作品『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』でヒロインを演じた鈴木聖奈さん、音大卒のピアニスト・石綿日向子さんが出演しています。