乃木坂46の久保史緒里さん主演、新鋭・高橋名月監督のメガホンで人気コミックを映画化した『左様なら今晩は』が11月11日に公開されるのを前に“可愛すぎる幽霊”と平凡なサラリーマンの奇妙な共同生活を映し出した本編映像の一部が解禁されました。
11月11日公開『左様なら今晩は』久保史緒里さん演じる“可愛すぎる幽霊”の魅力満載な本編映像解禁
『左様なら今晩は』は、若い世代に人気のマンガ家・山本中学(やまもと・ちゅうがく)さんが雑誌「ヤングキング」で連載し、その後単行本化された同名コミックが原作。
平凡なサラリーマン・陽平と彼の部屋に現れた幽霊・アイスケの奇妙な共同生活を描いたちょっとビターで切ないラブストーリーを、キャラクター設定などにオリジナル要素も加えて映画化しています。
恋愛経験がないままこの世を去ってしまったという映画オリジナルの設定となっている幽霊の愛助(アイスケ)を演じる久保史緒里さんは、舞台主演をつとめるなど活躍目覚ましい乃木坂46メンバー。映画初出演にして主演をつとめて“ピュアでウブな幽霊”という役に挑みました。
そして愛助と共同生活を送ることになるサラリーマン・陽平を、主演ドラマ「美しい彼」や『牛首村』(2022年/清水崇監督)など、映画やドラマ出演が続く注目の若手俳優・萩原利久(はぎわら・りく)さんが演じます。
メガホンをとるのは、高校在学中に伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を同賞史上最年少で受賞し、受賞シナリオを自ら監督した『正しいバスの見分けかた』(2015年)が2019年に劇場公開され話題となった高橋名月(たかはし・なつき)監督。脚本も担当し、待望の劇場長編初監督をつとめます。
公開に先駆けて解禁された本編映像は、陽平と愛助が初めて対面するシーンや、ふたりが仲良く(?)晩酌するシーン、愛助が生前果たせなかったある願望を叶えるシーンと、ふたりの風変わりな共同生活が描かれていきます。
また、映画は大林宣彦監督作品など多くの名作を生んできた広島県尾道市が舞台となっており、愛助が広島地方の備後弁を使っているのも注目です。
本編映像とともに、新たな場面写真も解禁されました。
すでに解禁されていた愛助と陽平が部屋で晩酌するメイン写真に加えて、マグカップに立てられたお線香を見つめる愛助や、職場で小野莉奈さん演じる同僚の果南(かなん)と話す陽平、部屋のベランダから手をふる愛助の、いずれも作品への期待を高める3カットが新たに解禁されています。
『月極オトコトモダチ』(2018年)や『シノノメ色の週末』(2021年)の監督・穐山茉由さんが高橋監督とともに脚本を担当しているのも見逃せないポイントの『左様なら今晩は』は、久保史緒里さんと萩原利久さんのほか、陽平の同僚・果南役に『アルプススタンドのはしの方』(2020年/城定秀夫監督)の小野莉奈さん、陽平のかつての同棲相手・玲奈役にモデルから女優へと活躍の場を広げる永瀬莉子さん、果南の叔母でスナックのママの霊媒師・みさき役に永いキャリアを持つ中島ひろ子さん、陽平のアパートを管理する不動産屋の奥田役に出演作が続く宇野祥平さんらが出演。11月11日金曜日より、渋谷シネクイントほか全国ロードショーされます。
『左様なら今晩は』ストーリー
同棲していた恋人に振られた陽平(萩原利久)の部屋に、突如姿を現す幽霊の愛助(久保史緒里)。
ずっと部屋に住む陽平のことを観察していたという愛助は、「優しいふりして面倒な事から逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをする。
かと思いきや、生きている間に恋愛を経験しなかった愛助は、男女が“付き合う”ことに興味津々で、陽平に質問攻めの毎日。
最初は煙たがり、何とかして愛助を除霊しようとする陽平だが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に居心地の良さを感じ始める。
一方、陽平に想いを寄せる同僚の果南(小野莉奈)は、陽平の身に起こる異変に気づき始め......?
交わらない世界に生きる愛助と陽平に、ちょっぴり切なくてハートフルな運命が待ち受ける──。