井桁弘恵さんを主演に迎え、今関あきよし監督が岩手県釜石を舞台に描く人情喜劇『釜石ラーメン物語』が、岩手先行公開でのヒットを受けて7月8日より東京の新宿K's cinemaほか全国順次拡大公開されることが決定し、予告編と本ヴィジュアル、新規場面写真が解禁されました。
『釜石ラーメン物語』は、昭和の面影を残す釜石に魅了された今関あきよし監督が、日本をちょっとだけでも元気にできるような映画を、と構想した作品。
父親と次女が切り盛りする岩手県釜石の小さなラーメン店に、音信不通だった長女が戻ってきたことから始まる騒動と、家族の再生や町の人々の人情が描かれていきます。
特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」の刃唯阿(やいば・ゆあ)=仮面ライダーバルキリー役やバラエティ番組司会などで人気の井桁弘恵さんが、音信不通だった実家のラーメン店に突然戻ってくる主人公・正実を演じ、酒を飲んでは文句を言う「お騒がせ姉貴」役で新たな魅力を見せます。
父とふたりで店を守ってきた次女・仲良(なかよし)役には、主演作『17歳は止まらない』(北村美幸監督)公開を控え注目の高まる池田朱那(いけだ・あかな)さん。
正実と仲良の父・剛志役には、今関監督とは自主映画時代から交流がある俳優・映画監督で、今関監督作品には『恋々豆花』(2019年)に続いての出演となる利重剛さん。
さらに、姉妹の母親を佐伯日菜子さんが演じるほか、大島葉子さん、村上弘明さん、藤田弓子さんら、多彩なキャストが出演しています。
4月7日より舞台である岩手県で先行公開され大ヒットを記録したのを受けて、全国拡大公開が決定。合わせて、予告編と本ヴィジュアルが解禁されました。
本ヴィジュアルは、菜箸と湯切りザルを手にした正実と、その後ろで笑う仲良の姿をメインにした、レトロな味わいのデザイン。
予告編は、突然帰ってきた「お騒がせ姉貴』正実が引き起こす騒動をテンポよく描きつつ、家族の中に残る震災の傷跡を覗かせ、そして家族の絆を感じさせる展開を見せていきます。