俳優・水村美咲さんと松本動監督がタッグを組んで制作した長編『在りのままで進め』と短篇『在りのままで咲け』の2作品が、愛知の刈谷日劇、大阪のシアターセブン、東京の池袋シネマ・ロサの3劇場で2本同時上映されることが発表されました。
短篇『在りのままで咲け』長編『在りのままで進め』は、10代から俳優として活動し、映画やテレビドラマ、バラエティ番組など幅広く活動する俳優・水村美咲さんが、原案・企画・プロデュース・主演をつとめて制作した作品。
30歳を節目に仕事に区切りを付ける女優仲間を多く見てきた水村さんが、その経験から「夢を持つ女性たちの背中を押せるような作品を作りたい」という想いで「子育てと夢の両立」をテーマに短篇『在りのままで咲け』の制作を開始。
そして短篇の制作が進む過程で膨らんだ、夢を叶えることや理想の人生を送ることの難しさをより幅広く描きたいという想いが長編制作へと発展し「夢を持つ全ての人に“ありのままの自分”で進んでいく勇気と希望を感じられる作品を届けたい」と、姉妹作となる長編『在りのままで進め』が生まれました。
短篇『在りのままで咲け』は、仕事と子育てを両立させようとしつつも家族の理解が得られない女優を主人公にしたストーリー、長編『在りのままで進め』は、仕事と子育ての両立を目指す女優と出産や結婚を諦めて仕事を続ける女優、自分の作品を撮ることを目指す助監督の3人の女性が出会いそれぞれの道を切り拓いていくストーリーとなっています。
両作品とも、水村さんとともに、八木橋聡美さん、鄭玲美(ちょん・れみ)さんが出演。
短篇『在りのままで咲け』では、水村さんが子育てしながら夢を諦めず仕事を続ける女優・上條由紀子役で主演をつとめ、八木橋さんが主人公を応援する親友・田口智美を、鄭さんが助監督の浅井美奈を、それぞれ演じています。
長編『在りのままで進め』では、水村さんが子育てと仕事の両立を目指す女優の和泉京香、八木橋さんが結婚や出産を諦め女優を続ける中村マコ、鄭さんが自分の作品を撮ろうとしている助監督の浅井美奈と、3人の主人公をそれぞれ演じてトリプル主演。鄭さんは両作品で同じ役を演じ、ふたつの作品をつなげています。
そのほか、短篇『在りのままで咲け』には、Netflixドラマ「全裸監督」などに出演するサトウトモユキさん、短篇映画『初色』(2022年/松本動監督)主演の松田陽子さんらが出演。
長編『在りのままで進め』には、映画『佐々木、イン、マイマイン』(2020年/内山拓也監督)などに出演する遊屋慎太郎(ゆうや・しんたろう)さん、スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で注目を集めた鈴木浩文さんらが出演しています。
メガホンをとったのは松本動(まつもと・ゆるぐ)監督。『花筐/HANAGATAMI』(2017年/大林宣彦監督)で監督補佐をつとめるなど、助監督として大林宣彦監督、石井隆監督ら多くの監督の作品に参加し、近年は監督として短篇映画を精力的に発表し国内外の映画祭での受賞が相次いでいる気鋭の監督が、短篇『初色』に出演していた水村美咲さんの想いに応え、監督をつとめました。
姉妹作として制作された2作品が、12月15日より愛知の刈谷日劇で上映されるのを皮切りに、12月23日より大阪・十三のシアターセブン、来年1月27日より東京の池袋シネマ・ロサで、2作品同時上映されます。
長編『在りのままで進め』は、12月1日より東京のMorc阿佐ヶ谷で1週間上映されることが決定していますが、短篇『在りのままで咲け』と2作品での同時劇場上映は3劇場が初。姉妹作を一度に鑑賞できるまたとない機会となります。
2作品同時上映決定に合わせて、両作品のタイトルロゴも印象的な2作品を合わせたメインヴィジュアルが初公開。未公開写真を含む場面写真も新たに公開されました。
真摯なメッセージを持ちつつも、観客の感情を触れる人間ドラマでもある『在りのままで咲け』『在りのままで進め』は、12月より愛知・大阪・東京で順次2本同時公開。
2本立て公開に先駆けて『在りのままで進め』は東京の阿佐ヶ谷Morcで12月1日金曜日より1週間、単独上映されます。
作品の公式サイトやX(旧ツイッター)の公式アカウントでは、両作品の最新情報が随時発信されています。