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絶賛公開中『あっちこっち じゃあにー』出演者インタビュー動画や著名人の応援コメント公開

 現在好評公開中の松本卓也監督のロードムービー『あっちこっち じゃあにー』のメインキャスト3名が映画について率直に語るスペシャルインタビュー動画が公開! さらに映画監督・俳優ら著名人からの応援コメントも公開されました。

 映像制作チーム・シネマ健康会を率いて映画制作をおこなう松本卓也監督の新作『あっちこっち じゃあにー』は、お笑いコンビを解散した売れないピン芸人で面白い動画を撮りたい末松と、ネット動画が大好きで離れて暮らす父親に会いたい6歳の女の子・加奈の、それぞ目的のためのキャンピングカーでの旅をザ・クロマニヨンズのロックナンバーに乗せて描くロードムービー。
 松本卓也監督自身が末松を演じ、実際に6歳の新人・ゆずさんが加奈を演じています。

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『あっちこっち じゃあにー』より。松本卓也監督演じる末松(左)と、ゆずさん演じる加奈

 公開されたスペシャルインタビュー動画は「ワンカット!隠し事なし、赤裸々インタビュー!」と題し、主人公の末松と同世代のメインキャスト3名のトークをノー編集のワンカットで撮った30分弱の映像。
 登場するのは『サイキッカーZ』(2021年/木場明義監督)主演の中山雄介さん、主演作『大人の進路相談』(2023年/川嶋一実監督)など出演作公開が続く澤真希さん、俳優だけでなく映画プロデューサーとしても活躍しプロデュース作『シンデレラガール』(2023年/緒方貴臣監督)公開も控える榎本桜さんの3人。
 末松の友人・河津役の中山さん、末松の元・彼女で加奈の母親・若菜を演じた澤さん、末松の元・相方の竹下を演じた榎本さんと、いずれも末松をよく知る設定の役を演じた3人が、出演のきっかけや演じた役、さらには作品の見どころなどについて質問に答えていき、笑いの連続ながら作品の本質にも迫るような、作品をより楽しめるインタビューとなっています。
 声だけで登場する松本監督や、末松たちが旅先で出会う男・笹本役の後藤龍馬さんとのやり取りも注目です。

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『あっちこっち じゃあにー』より。中山雄介さん演じる河津(左)と澤真希さん演じる若菜

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『あっちこっち じゃあにー』より。榎本桜さん演じる竹下

【『あっちこっち じゃあにー』ワンカット!隠し事なし、赤裸々インタビュー!】

 そして、著名人から作品に寄せられた応援コメントが公開されました。
 『大怪獣のあとしまつ』『コンビニエンス・ストーリー』(2022年)『転々』(2007年)などの劇場用作品や人気テレビドラマ「時効警察」シリーズで知られる映画監督の三木聡さん、短編『死後写真』(2023年/溝井辰明監督)長編『野球どアホウ未亡人』(2023年/小野峻志監督)主演の女優・森山みつきさんらが、それぞれの視点で作品へのコメントを寄せています。

映画監督:三木聡さんコメント

というか、いびつなロードムービーである。
ていうか、旅はいびつでだからこそ印象に残るのであり、順調で段取りの良い旅なんか風の様な「経過」が待っているだけ。
正方形の枠に正方形を入れても余白が出来ないが、正方形の枠にいびつな形のものを入れれば、余白と隙が別の世界を見せてくれる。
映画「あっちここちじゃあにー」はいびつさゆえに余白を生み、その余白に想像の余地を残し、その果てに、ちゃんとしてることのつまらなさを再認識させてくれるのだ。
嗚呼、快感也。

女優:森山みつきさんコメント

6歳の自分が観ていたら
加奈ちゃんをとてもとてもうらやむ

外の世界に連れ出して
にんげんとしてごめんって言い合って
布団をかけて 見届けてやるって真っ直ぐ伝えてくれる

末松みたいな「大人」
いて欲しかったなぁ

クリエイティブ・ディレクター/エンタメ解説YouTuber:鷺谷政明さんコメント

序盤ずっとなにかのハラスメントを受けてる感じがした。
ずっと不穏で危うい感じ。
でも危ういのは実は観てる自分の方だったのかもと思えてくる。

決して鮮やかではない泥臭いゴールだけど
同じ一点は一点だ、みたいな制作者の強いエネルギーを感じた。
この映画を作った人に会いに行きたいと思った。

時代小説家/日本映画ペンクラブ会員:飯島一次さんコメント

佐藤純彌監督が審査委員長を務めておられた西東京市民映画祭自主製作映画コンペティションで、私も第一回から審査員の末席にいて、松本卓也監督の短編が何度も入選入賞しているのを拝見しており、そのユニークなユーモア感覚にいつもにんまりしていたことを覚えております。

今回は芸人と幼い少女のロードムービー。といえばピーター・ボグダノヴィッチ監督の『ペーパー・ムーン』が頭をよぎりましたが、キャンピングカーでの旅をインターネットで動画配信する個人チャンネルという設定が今の世相を表現していると思います。

元・キネマ旬報編集長/田辺弁慶映画祭プログラミング・ディレクター:掛尾良夫さんコメント

いつものように、自身と周囲のテンションのズレに苛立ち、怒り、孤立していくが、めげずに邁進していく主人公。
ラストのちょっと心が和む展開は松本監督が年を重ねて成長した証か。

 『あっちこっち じゃあにー』は、東京の新宿K's cinemaで11月17日金曜日まで上映されており、11日以降は連日20時40分スタートの平日でも鑑賞しやすい時間帯での上映となります。
 上映期間中は松本監督はじめ出演者によるトークイベントも連日おこなわれており、スペシャルゲストとして映画ライターのよしひろまさみちさん、応援コメントも寄せている映画監督の三木聡さん、クリエイティブ・ディレクターの鷺谷政明さんも登壇予定。詳しい情報など最新情報はシネマ健康会のウェブサイトで告知されます。

 東京、群馬、新潟、山形を移動してのロケを敢行し、普遍的な「生き死に」というテーマに「出会いとオサラバの旅」を描いた『あっちこっち じゃあにー』は、11月17日金曜日まで新宿K's cinemaほか全国順次公開されます。

【『あっちこっち じゃあにー』予告編】

『あっちこっち じゃあにー』あらすじ

お笑いコンビを解散してピン芸人となった末松。後輩芸人からも面白くないといじられ、売れる気配は一向にない。ヘッドフォンで音楽を聴きながら、孤独に生きる日々。そんな時に6歳の女の子 加奈と出会い、動画配信の手伝いをしてもらう事になる。やがて末松は、遠方に住む加奈の父に会いに行くことを交換条件に、加奈に旅の動画撮影の同行をお願いする。大人と子ども、奇妙な二人の旅が始まる―
ポスター

あっちこっち じゃあにー

  • 松本卓也 ゆず ディネス・サプコタ ハン・ギュヒ 岡田深 榎本桜 後藤龍馬 澤真希 中山雄介 山形啓将 野坂昌司 遠藤史崇 尾野綾美 吉井翔子 清なおみ 木村仁 みのみのり 白石望莱 阿紋太郎 大羽良克 春園幸宏

  • 監督・脚本:松本卓也
  • 撮影監督:髙橋周平
  • 撮影助手:下村あさり/早川敏明
  • 録音:田中建/木村圭吾
  • 録音助手:松本康孝
  • 演出:山田元生/後藤龍馬/尾野綾美/藏岡登志美
  • 制作:佐藤正子(ジャパンフッテージ株式会社)/寺村茉莉/小山田佳代
  • 衣装:松本輝美子
  • ヘアメイク:原早織(Kleuren)
  • 美術:相澤奈那
  • 車両:西村信彦(信勇コーポレーション)/片山智樹/大坪慶人
  • 編集:髙橋周平/松本卓也
  • VFX:ショウジタツヤ
  • サウンドエディター:井上久美子
  • 音楽:ハマノヒロチカ
  • 劇中曲:ザ・クロマニヨンズ
  • 宣伝デザイン:東かほり
  • プロデューサー:中條夏実
  • 製作:シネマ健康会

  • 2023年/105分

2023年11月4日(土)より新宿K's cinema ほか全国順次公開

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