池田朱那さん、吉田凛音さん、簡秀吉さん、田淵累生さんら注目の若手俳優を迎え、なるせゆうせい監督が現代の大学生が直面する問題を描く『威風堂々～奨学金って言い方やめてもらっていいですか？～』（８月30日公開）の予告編と場面写真が解禁。また、８月17日に完成披露イベントが開催されることが発表されました。

　『威風堂々～奨学金って言い方やめてもらっていいですか？～』は、数々の人気舞台の脚本・演出などを手がけ、近年は消費税問題を題材とした『君たちはまだ長いトンネルの中』（２０２２年）、技能実習生制度の闇を描く『縁の下のイミグレ』（２０２３年）と、若者を主人公に社会問題に目を向けた作品を送り出してきた、なるせゆうせい監督の社会派青春映画第３弾。
　大学進学のため奨学金という名の借金を背負った大学生・空（ソラ）を主人公に、奨学金制度の問題点や、若者たちが陥る裏バイトなどの問題をリアルに描いていく、ダークな青春カタストロフィとなっています。

　主演作『17歳は止まらない』（２０２３年／北村美幸監督）など出演作が続く池田朱那（いけだ・あかな）さんが主人公の唯野空を演じるのをはじめ、ソラに影響を与える大学の同期・九頭竜レイ役に女優のほか音楽活動でも知られる吉田凜音（よしだ・りんね）さん、ソラの彼氏・蛭間拓人役に「仮面ライダーギーツ」などの簡秀吉（かん・ひでよし）さん、やはりソラの大学の同期・水江聡太役に「刀剣乱舞」シリーズなど舞台で人気ので田淵累生（たぶち・るい）さんと、注目の若手俳優４人が共演。
　さらに、小野匠さん、光徳瞬（こうとく・しゅん）さん、遠山景織子さん、近江谷太朗さんらが共演しています。

　予告編は、60秒バージョンとロングバージョンの２バージョンが同時に解禁。60秒バージョンは、受験勉強に勤しんだものの国公立大学には合格できなかった主人公・ソラが奨学金制度に頼る経緯が描かれ、大学同期のレイ、彼氏の拓人、大学で出会う水江といった道場人物たちそれぞれの考え方が、映画のタイトルと同じエルガー作曲「威風堂々」に乗せて映し出されていきます。約３分のロングバージョンは、登場人物それぞれの事情や感情をより鮮明に伝え、ラストには衝撃的なセリフも……。
　場面写真も、登場人物たちの様々な場面が捉えられています。

　そして８月30日金曜日の公開に先駆け、８月17日土曜日には、東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で完成披露イベントの開催が決定。一足早い作品上映のほか、池田朱那さん、吉田凜音さん、簡秀吉さん、田淵累生さん、小野匠さん、なるせゆうせい監督の登壇が予定されています。

　現代の若者たちが直面する問題をエンターテイメントの中でリアルに描いていく『威風堂々～奨学金って言い方やめてもらっていいですか？～』は、８月30日金曜日より、東京のヒューマトラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開されます。

『威風堂々～奨学金って言い方やめてもらっていいですか？～』ストーリー

特にやりたいことも夢もなかった高校３年の唯野　空（ソラ）は、将来の保険として大学進学の道を選んだ。と同時に借金を背負った。大学生の二人に一人が使ってると言われる【奨学金】という美しいネーミングセンスの借金を・・・。その後、親との確執もあり、実家に居心地の悪さを感じたソラは、家も飛び出し、ダメな彼氏との同棲生活を始めるが、そこでも金がかさむことになる。普通のバイトをしたところで、奨学金を返し終わるのは、アラフォーになってしまう現実から逃れたかったソラは、大学で知り合った異色な同期・レイや水江の影響もあって、裏バイトも始めだす。果たして彼女が突き進んだ先には何が待ち受けているのか・・・。