葵うたのさんが主演をつとめる木場明義監督の新作『タイムマシンガール』が2025年1月25日より公開されることが発表され、特報ヴィジュアル・ティザー予告・場面写真が一挙解禁されました。
超能力コメディ『サイキッカーZ』(短編版2016年・長編版2021年)、心の病をヒューマンドラマとして描いた『つむぎのラジオ』(2017年)、超能力×探偵もの『エスパーX探偵社~さよならのさがしもの~』(2023年)など、日常にSF・ファンタジーの要素を取り入れた作品を次々と送り出し、インディーズ映画界で人気を集めている木場明義(こば・あきよし)監督。その待望の最新作となるのが『タイムマシンガール』です。
今回、木場監督がモチーフに選んだのは「タイムスリップ」。驚くと過去に戻ってしまう体質になってしまったOL・可子(かこ)を主人公に、過去に戻る体質を改善しようとする主人公の奮闘を描いた“不意打ちタイムスリップSFストーリー”が誕生しました。
キャストには、豪華なメンバーが顔を揃えています。
ビックリすると過去に戻る体質となってしまった主人公・星野可子役には葵うたのさん。2020年のミスマガジンベスト16に選出され、映画『レッドブリッジ』『レッドブリッジ ビギニング』(2022年/山嵜晋平監督)やテレビドラマ「パリピ孔明」などに出演、今後も出演作の公開や放送が控える注目の若手女優が映画初主演を飾ります。
そんな可子の後輩で行動をともにすることになる山本千鶴役には、現役バレリーナにしてファッションモデルやグラビア、アイドルグループ「君と見るそら」メンバーと多彩な活動をおこない、映画『ヒッチハイク』(2023年/山田雅史監督)などで女優としても注目を集める高鶴桃羽(たかつる・ももは)さん。
そして、主人公と後輩コンビを取り巻く人々のひとり・駿河満寿美(するが・ますみ)役で、ヒロインをつとめた『高校教師』(1993年/吉田健監督)で第17回日本アカデミー賞新人俳優賞など多くの賞に輝き、以降も俳優としてキャリアを重ねてきた遠山景織子(とおやま・きょうこ)さんが特別出演しているほか、仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーW」(2009年)照井竜=仮面ライダーアクセル役で知られる木ノ本嶺浩さん、ドキュメンタリー映画『がむしゃら』(2014年/高原秀和監督)でその半生が紹介された女優で女子プロレスラーの安川結花/惡斗(あくと)さん、アイドルグループ・でんぱ組.incのメンバーで『エスパーX探偵社~さよならのさがしもの~』とそのスピンオフ短編『ボクたちの宇宙戦争』(2023年)に続いての木場監督作品出演となる鹿目凛(かなめ・りん)さんらが出演。
また、劇中のプロレス観戦シーンでは、惡斗さんが現在の主戦場とする団体・アクトレスガールズの全面協力のもと、迫力の試合が展開されています。
スタッフには、自主映画制作グループ・ルネシネマのメンバーで『あらのはて』(2020年)などを監督する長谷川朋史さんが撮影で参加。木場監督同様、日常に不思議な要素を加えた作品を得意とする長谷川さんと木場監督のタッグは注目です。
公開日決定に合わせて解禁された特報ヴィジュアルは、覆面レスラーのマスコットグッズが大きくあしらわれ、このグッズがどうストーリーに関わるのか気になるデザイン。
ティザー予告は「私ね、ビックリするとタイムスリップしちゃうみたいなの」という主人公・可子の告白で幕を開け、タイムスリップを繰り返す可子と行動をともにする後輩・千鶴の姿、そしてちょっと怪しげで個性的な登場人物たちが次々と登場。可子と千鶴が見せる豊かな表情も見どころです。
キーヴィジュアルは可子と千鶴がお揃いのTシャツを着てポーズを決め、バディムービーとしての面を感じさせます。
『タイムマシンガール』キーヴィジュアル。葵うたのさんが演じる星野可子(右)と、高鶴桃羽さんが演じる山本千鶴
かつて、タイムスリップをモチーフにした短編『タイムスリップ×3』(2004年)で初めて映画祭入選を果たし(第3回蓼科高原映画祭短編映画コンクール入選)、以来インディーズでの映画制作を続けてきた木場監督が、約20年のときを経て再びタイムスリップに挑んだ『タイムマシンガール』は、2025年1月25日土曜日より東京の池袋シネマ・ロサにて、2月7日金曜日より栃木県の宇都宮ヒカリ座にて公開されます。
公式SNSなどで発信される今後の情報に期待です。