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異世界で「両想い」を目指す!? 『きみといた世界』特報&中川可菜さん高橋改さんのコメント解禁

 普段はまったく交流のない高校生の男女が、ふたりしかいない世界に迷い込んでしまう青春SFラブストーリー『きみといた世界』(12月14日公開/政成和慶監督)の特報映像と場面写真、さらにダブル主演をつとめる中川可菜さんと高橋改さんのコメントが解禁されました。

 『きみといた世界』は、内向的で他人とのコミュニケーションが苦手な男子・水野卓と、クラスの中心にいる人気者の女子・吉川碧衣の、同じクラスにいてもお互いに関わることのないふたりの高校生が、ふたり以外は誰もいない謎の空間へと迷い込み、元の世界に戻るために「心を合わせる」方法を模索していくストーリー。
 メガホンをとったのは、自主映画活動を経て映像ディレクターとして活躍する政成和慶監督。これが劇場初監督作となる政成監督と監督の友人でイラストレーターのarawakaさんが共同でストーリーを作り上げた、完全オリジナルの青春SFとなっています。

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(左)と、高橋改さん演じる水野卓

 碧衣を演じるのは、ファッション誌「ニコラ」モデルとしてデビューし映画やテレビドラマで活躍する中川可菜さん。
 卓を演じるのは、映画やテレビドラマ、舞台などで活動しオーディションで主役に抜擢された高橋改(たかはし・あらた)さん。
 ダブル主演のふたりに加え、ふたりが迷い込む異世界の管理人役で数々の作品で幅広い役柄をこなす弓削智久さん、碧衣が好きだった男子・工藤佑太役で2.5次元舞台を中心に活躍する阿部快征(あべ・かいせい)さん、碧衣の親友・横山理奈役でミスFLASH2018グランプリの保﨑麗(ほざき・れい)さんが出演。
 そのほか、舞台や映像作品などで活躍する大久保幸輝さん、薮内大河さん、Kaitoさん、上瀬一輝さん、アイドルグループで活動する武者梓音(むしゃ・しおん)さん、渡邉陽(わたなべ・みなみ)さんらの若手キャストや、劇団やスタントチームで活躍する島野知也さんらが出演しています。

 解禁された特報映像は、碧衣のことをひそかに想っている卓のモノローグで幕を開け、ふたりの日常を感じさせる描写に続き、異世界へと、そして――。
 同時に解禁された場面写真も、制服姿の卓と碧衣の学校でのさまざまな場面や、どこか甘酸っぱさの漂うふたりのカット、そして碧衣と工藤のハグというふたりの関係がちょっと心配になるカットなどともに、スケールの大きな異世界の風景や、異世界の生命体、謎の石といったSFテイストあふれるカットも含まれ、まさに青春SFラブストーリーらしさ満載です。

【『きみといた世界』特報】
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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(右)と、高橋改さん演じる水野卓

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(右)と、高橋改さん演じる水野卓

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解禁された『きみといた世界』場面写真。高橋改さん演じる水野卓(手前)と、弓削智久さん演じる異世界の管理人

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(右)と、阿部快征さん演じる工藤佑太

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解禁された『きみといた世界』場面写真。碧衣の親友で保﨑麗さんが演じる横山理奈

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣と、渡邉陽さん(開歌-かいか-)と武者梓音さん(PANDAMIC)が演じる同級生

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣

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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(後ろ姿)と、阿部快征さん演じる工藤佑太

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解禁された『きみといた世界』場面写真。水野卓と吉川碧衣が迷い込む異世界のコア

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解禁された『きみといた世界』場面写真。島野知也さん演じる異世界の生命体

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解禁された『きみといた世界』場面写真。水野卓の手の中の謎の石

 予告編解禁に合わせ、ダブル主演の中川可菜さんと高橋改さんが次のようにコメントを発表しています。

吉川碧衣役:中川可菜さんコメント

「謎の世界に迷い込む」というワクワクする物語に携わることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
高校生役でしたので、自分自身の高校生活を思い出しながら、いつも明るく真面目で優しい心を持つ「吉川碧衣」を演じました。
なぜこの2人が謎の世界に迷い込んだのか…
そして元の世界に戻れるのか…
2人はどうなってしまうのか…
卓と碧衣の物語のラストをぜひ劇場でお楽しみください!
映画『きみといた世界』が多くの方に愛されますように。
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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣

水野卓役:高橋改さんコメント

オーディションの結果「主演の第⼀候補です」とプロデューサーからメールを頂いたときは、単純に嬉しかったです。しかし、その後キャスト表を⾒たときに、⻑く芸能界で活躍されている中川可菜さんや、⼩学⽣の頃から⼤好きな俳優の⼸削智久さんらと共演することを知り、その時の私は映像作品の経験もほとんど無く、さらに⾔えば当時3ヶ⽉以上仕事がなかった状態で、錚々たる⾯⼦の中に放り込まれることに、とても⼤きなプレッシャーを感じていました(後に撮影に⼊ると、共演者やスタッフの皆様に温かく迎えていただいて、そのプレッシャーは楽しさに変わりました)。
脚本を拝読したときには、はじめSFラブストーリーという、これまで経験したことのない物語に気後れもしましたが、少しずつ話を読み解いていくと、その芯にあるメッセージは、⼈間関係に悩む中⾼⽣をはじめ全世代の背中を押してくれる温かいものでした。
その温かさの⼀因を担う卓くんを演じるにあたって、最初にしたことは、卓くんの両親の姿を思い浮かべることです。卓くんの、クラスメイトを⾒つめる優しい眼差しはどこからくるものなのだろう、と考えたときに、⾃分の⾝近にいるある⼈が⾃分の両親だったら、自分も卓くんのように育ち得たかもしれないと思いました。それが腑に落ちたときに、卓くんの⾔動⼀つひとつが、⾃分事として捉えられるようになり、演じやすくなりました。

中川さん演じる碧⾐ちゃんは、眩しいほどの真っ直ぐさの中に翳りが⾒える瞬間もあり、卓くんと⼀緒にドキドキしながら接していました。⼸削さん演じる管理⼈さんは、とにかく格好良くて、それでも卓くんに接する姿には温かみがあって、⼸削さんの作る役の解像度を間近で⾒ることができて、本当に幸せでした。阿部快征さんは、お芝居ではほとんどご⼀緒できなかったのですが、現場でみんなを明るく導いてくれる頼もしいお兄さんでした。異次元の⽣命役を演じた島野知也さんは、私が演劇を始めるきっかけになった「演劇集団キャラメルボックス」のご所属。アクション稽古からお世話になりましたが、本番ではそれ以上に迫⼒満点で、演技を忘れて怖がってしまいました。とても素敵なキャストの皆さんを、政成監督がどのように映してくれているのか、私も楽しみです。

arawaka先⽣の漫画とともに、お楽しみいただければ幸いです。ぜひ劇場で御覧ください。
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解禁された『きみといた世界』場面写真。中川可菜さん演じる吉川碧衣(左)と、高橋改さん演じる水野卓

 映画公開に先駆けて、arawakaさんによるコミック版がウェブや電子書籍で発表され、オリジナル作品でありながらマルチな展開を見せる『きみといた世界』は、12月14日土曜日より27日金曜日まで東京の池袋シネマ・ロサでレイトショーのほか、全国順次公開されます。

『きみといた世界』あらすじ

高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。
困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。
果たして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか…
ポスター

きみといた世界

  • 中川可菜 高橋改
    保﨑麗  大久保幸輝 薮内大河 Kaito 上瀬一輝 武者梓音(PANDAMIC) 渡邉陽(開歌-かいか-)
    真砂豪 島野知也
    阿部快征 弓削智久

  • 監督・編集:政成和慶
  • 製作:arawaka
  • 原作・脚本:arawaka/政成和慶
  • エグゼグティブプロデューサー:佐藤旭
  • プロデューサー:赤間俊秀
  • キャスティング:小林信介(ジ・ズー)
  • 監督補:森山茂雄
  • 助監督:佃直樹
  • 撮影:藍河兼一
  • 録音:豊田真一
  • スタイリスト:長妻和也
  • ヘアメイク:又吉桃花/梅津彩
  • CGディレクター:大柳和也/井上海/浜口泰昭
  • CGプロデューサー:古新舜(コスモボックス)
  • 造形:川端英揮
  • 制作主任:三谷奏
  • 整音ミキサー:岩波昌志
  • 音響効果:横山大資
  • DIT・カラリスト:井塚祐真
  • スチール:和田大樹/安永晃
  • アクション指導:島野知也
  • 編集助手:廣光詠司
  • 音楽プロデュース:Psalm
  • 音楽:Kengo(Psalm)
  • 主題歌:南川ある「永遠であれと」作詞:南川ある/作曲・編曲:Kengo(Psalm)
  • 製作・配給:BASARA
  • 配給協力:渋谷プロダクション

  • 2024年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/103分

2024年12月14日(土)より27日(金)まで 池袋シネマ・ロサにてレイトショー ほか全国順次公開

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