日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>広島発“愛と平和のファンタジー”『惑星ラブソング』公開日決定 川平慈英さんら追加キャスト発表

広島発“愛と平和のファンタジー”『惑星ラブソング』公開日決定 川平慈英さんら追加キャスト発表

 広島出身の時川英之監督が曽田陵介さんを主演に迎えて描く“愛と平和のファンタジー”『惑星ラブソング』が5月23日広島先行上映、6月13日全国公開されることが発表され、川平慈英さん、谷村美月さん、さいねい龍二さんら追加キャスト情報とキャストコメント、場面写真が解禁されました。

 『惑星ラブソング』は、終戦80年となる2025年の広島を舞台に、謎めいたアメリカ人観光客と出会った若者たちと、不思議な夢を見た小学生、ふたつの物語が融合して過去と未来が交錯していく、平和をテーマとしたファンタジー作品。

 広島出身で『ラジオの恋』(2013年)『シネマの天使』(2015年)『鯉のはなシアター』(2018年)『彼女は夢と踊る』(2019年)と、広島を舞台にした作品を送り出し続ける時川英之監督が脚本・監督をつとめ、広島で人気のアナウンサーであり映画『愚か者のブルース』(2022年)を監督するなど多彩な活動を見せる横山雄二さんがプロデューサーをつとめています。

記事写真

解禁された『惑星ラブソング』場面写真。曽田陵介さん演じる主人公・モッチ(左)と、秋田汐梨さん演じるアヤカ

 『交換ウソ日記』(2023年/竹村謙太郎監督)や WOWOWドラマ「アオハライド」(Season1:2023年/Season2:2024年)などに出演し若い世代から絶大な人気を集め、大学時代を広島で過ごした経験もある曽田陵介さんが主人公・モッチを演じて映画初主演をつとめるのをはじめ、ヒロイン・アヤカ役で『惡の華』(2019年/井口昇監督)『星空のむこうの国』(2021年/小中和哉監督)などの秋田汐梨さん、モッチとアヤカが出会うアメリカ人観光客・ジョン役でロサンゼルスを拠点に活動し日本の長編映画初出演となるチェイス・ジーグラーさん、さらに多くの作品に出演する八嶋智人さんが出演することがすでに発表されていましたが、このほど新たなキャスト情報が解禁されました。

 謎の組織のリーダー・カーター長官役を演じるのは、舞台や映画、テレビドラマなどで俳優として活躍するほか、サッカーに造詣が深くスポーツキャスターなどとしても活躍する川平慈英(かびら・じえい)さん。
 不思議な夢を見る広島の小学生・ユウヤ役には、2歳のときに連続テレビ小説「あさが来た」(2015年)でデビューし、2013年ながらすでにテレビドラマ「科捜研の女 season24」(2024年)や映画『市子』(2023年/戸田彬弘監督)などに出演する子役の西川諄(にしかわ・しゅん)さん。
 ユウヤの母親・マユ役には『カナリア』(2004年/塩田明彦監督)ヒロイン役で注目を集めその後も数多くの映画やテレビドラマなどで活躍を続ける谷村美月さん。
 ユウヤの担任・山本先生役に「特捜戦隊デカレンジャー」「SPEC」シリーズ、『孤狼の血』(2018年/白石和彌監督)などに出演するほか出身地の広島での活動も活発なさいねい龍二さん。
 お好み焼き屋の店主・スケザネ役には、広島出身でお笑いコンビ・バイきんぐで活躍する西村瑞樹さん。
 介護士役で出演するのは、2017年発表の楽曲「君に捧げる応援歌」が“令和の応援ソング”として話題となっている広島出身のシンガーソングライター・HIPPYさん。
 テレビレポーター役で出演するのは、広島出身で、テレビバラエティ番組やテレビドラマ、CMなどに出演し今後の活躍が期待される塚本恋乃葉(つかもと・このは)さん。
 サンディー役には、日本とナイジェリアのミックスで2020年に「Miss Universe Japan」準 グランプリを受賞し、モデルや女優などとして国際的に活動するRaimuさん。

 多くの出演歴を持つ俳優や映画の舞台・広島ゆかりの方々など、多彩なキャストが揃いました。

 情報解禁に合わせ、キャストが次のようにコメントを発表しています。

記事写真

カーター長官役:川平慈英さんコメント

ようやく時川監督とご一緒できました!とにかく嬉しいのひと言につきますね。
すごく現場を和ませてくれる監督なので、とてもいい雰囲気でテイクが進んでいく。何だか幼馴染みと仕事をしているような不思議な感覚でした。僕の役はヒールではあるけれど、監督の丁寧なキャラクター説明で、何故ダークサイドにいるのかが納得できて、血の通った役になったような気がします。撮影日数は少なかったけど、もっと広島にいたかったなぁ!是非大勢のお客様に観ていただけたら嬉しいです!!
記事写真

広島の小学生・ユウヤ役:西川諄さんコメント

今回の映画をきっかけに、原爆について学校の図書室で「はだしのゲン」を読み勉強しました。
撮影前に監督さんと一緒に原爆資料館に行って、とても衝撃をうけました。台詞も多くて覚えるのが大変で、広島弁で話すことも難しく、広島のお友達にイントネーションを教えてもらったりしました。撮影中に関西弁になることも多くて、何度も失敗したけど、監督さんはじめスタッフの方がみんな優しくて、とても楽しい撮影でした。1週間以上広島に居て、撮影最後の日はなんだか大阪に帰るのが寂しかったです。
記事写真

ユウヤの母・マユ役:谷村美月さんコメント

頂いた脚本からは想像ができない部分や、演じることが少し難しいと感じる部分もありました。
撮影に入る前に、直接監督とお話をする機会をいただき、その後に監督から作品への想いを伺うことができて、
微力ながら私にもお力添えができれば、という気持ちに変化していったのを覚えています。
温かさが感じられる広島の街の映像にも、注目してご覧いただけたらと思います。
記事写真

介護士役:HIPPYさんコメント

時川監督が描く「惑星ラブソング」に参加させていただき心からありがとうございます。
普段被爆伝承活動をしている中で感じること
僕たちに何ができるのかと時に悩み、それぞれの思考や矛盾とぶつかることもあったりします。
戦争って嫌だよね。ってことは皆さんと共有できると思っています。
皆さんで肩を組み作られるこの作品が
時を超え、国境も超え1人でも多くの心に届きますように。
記事写真

ユウヤの担任・山本先生役:さいねい龍二さんコメント

いままでにない奇抜な掛け合わせの広島映画にわくわくしながら台本を読みました。
『想像できないくらい高い視座での平和ってどんなものなのだろうか?』リアリティーとファンタジーを
身近に感じながら進んでいくストーリーに夢中になりながら、そんなことを考えていました。
楽しく観て自由に感じていただければと思います。
記事写真

TVリポーター役:塚本恋乃葉さんコメント

私が生まれ育った広島はいつも「平和」が近くにありました。
ポスター、作文、校外学習など、平和について考える時間はとても多かったです。
焼け野原になった街の写真を見たり、当時の話を聞いてきたけれど、いざ「平和」について考えると、何をしたらいいの?実現するのかな?と思ってしまいます。
過去は変えられないし、定義が曖昧な平和。
けれど、何かしたい!ともどかしい気持ちを持っている方はもちろん、多くの方にご覧いただきたいです。
この作品ではファンタジーを交えており、今までとは違う方向から「平和」について考えることができると思います!
記事写真

サンディー役:Raimuさんコメント

「惑星ラブソング」に出演させていただいたことで、この作品が持つ大きな意味を改めて感じました。
演じる中で、広島の物語が伝える戦争と平和のメッセージがどれほど深く心に響くものかを実感しています。
この映画は、忘れてはいけない記憶を未来へ繋げる橋渡しのような存在です。観てくださる方々の心に温かく残ることを願っています。ぜひ大切な人と一緒にご覧ください。
記事写真

お好み焼き屋店主・スケザネ役:西村瑞樹さんコメント

お好み焼き屋店長として出演させて頂きました。僕の生まれ故郷である広島が舞台で、しかも広島県民のソウルフードのお好み焼きを焼くシーンもあり本物の店長さんから直接、調理指導を受けました。ぜひ僕のヘラさばきを見に来てください。

 上記のキャストに加え、広島でタレント活動する松本裕見子さん、歌手としても活躍するキコ・ウィルソンさん、映画・テレビドラマや舞台などで活躍する田口智也さん、広島で演劇活動や広島の文化資料保存活動などをおこなう土屋時子さん、プロデューサーもつとめる横山雄二さん、広島出身で2013年生まれの子役・土井月菜さんらが出演しています。

 さらに、一部の場面写真が解禁されました。
 朝の広島の街を前に見つめ合うモッチとアヤカの写真や、カーター長官、ユウヤと山本先生、ユウヤと母親のマユ、お好み焼き屋の場面と、映画本編への期待を高める5枚となっています。

 広島知事推奨作品にも選ばれ、エンターテイメントでありながら平和へのメッセージを戦後80年の社会へと贈る『惑星ラブソング』は、5月23日金曜日より広島先行公開、6月13日金曜日より全国公開されます。

『惑星ラブソング』広島知事推奨作品推奨理由

戦後80年の節目に広島で制作される、平和をテーマにした映画作品 として、戦争を知らない子供たちはもちろん、戦争を体験した人たち からミッションの継承を期待される世代に向けられた、様々なメッセ ージがたくさん詰められており、現在の世界情勢を含めていろいろと 考えるきっかけとなりえ、人に対する愛情や平和を考える思考力を涵 養するため、青少年の健全な育成に役立つ有益な映画と認められる。 なお、ファンタジーとしての側面が多様な価値観を反映させるところ であり、どこに着目していかなる観点から自らを投影させどう感じた のかを考える(あるいは意見交換する)機会が家族や友人との間で設 けられることが有益であると考える。

記事写真

解禁された『惑星ラブソング』場面写真。川平慈英さん演じるカーター長官

記事写真

解禁された『惑星ラブソング』場面写真。西川諄さん演じるユウヤ(右)と、さいねい龍二さん演じる山本先生

記事写真

解禁された『惑星ラブソング』場面写真。西川諄さん演じるユウヤ(右)と、谷村美月さん演じるマユ

記事写真。西村瑞樹さん演じるお好み焼き屋店主・スケザネ

解禁された『惑星ラブソング』場面写真。西村瑞樹さん演じるお好み焼き屋店主・スケザネ

『惑星ラブソング』ストーリー

ある日、広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人観光客ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。ジョンには奇妙な力があり、街の至るところで何かを見つけていく。一方、小学校で原爆の歴史を学び怖くなった少年ユウヤはその夜夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦時中の街へと誘う。 広島の街に起こる不思議な物語は混ざり合い、やがて一つの大きな渦になる。この街の過去と現代が交錯し、幻と現実が融合し始める。やがて忘れられていた歌が街に響き、人々はひとつの奇跡に遭遇する。広島から放つ、愛と平和のファンタジー
場面写真

惑星ラブソング

  • 曽田陵介 / 秋田汐梨 Chase Ziegler 八嶋智人
    西川諄 Raimu 谷村美月 / 川平慈英
    さいねい龍二 塚本恋乃葉 西村瑞樹 キコ・ウィルソン 松本裕見子 田口智也 HIPPY

  • 監督・脚本・編集:時川英之
  • プロデューサー:時川英之/横山雄二
  • 特別協賛:みどりグループ
  • 協賛:オタフクソース/モースト/津谷静子/にしき堂/やまだ屋/プローバホールディングス/ウメソー/広島電鉄/生活協同組合ひろしま/Y-HOTEL薬研堀/ボートレース宮島
  • 後援:広島県/広島ユネスコ協会/国連ユニタール協会 / UNITAR Association /鶴学園
  • 配給:ラビットハウス
  • 宣伝:ブラウニー
  • 企画・制作:TimeRiver Pictures
  • 製作:「惑星ラブソング」製作委員会

2025年5月23日(金)より広島先行公開 6月13日(金)より全国公開

スポンサーリンク