寛永20年、将軍家光(鈴木裕樹)の時代。江戸城には、将軍、正室、側室たちの居所である“大奥”があった。しかし、その“表大奥”に出入りするのは影武者。将軍以外の男子の立ち入りが禁じられた“裏大奥”が存在していたのであった。
女中として大奥に入城する途中のお春(弥香)は、奇跡の木と呼ばれる枯れ桜の下で、将軍・家光と出会う。やがて城で働きはじめたお春は、城内で家光との運命的な再会を果たす。
世継ぎ問題など、さまざまなしきたりのある城の中での窮屈な暮らしに悩んでいた家光は、お春の明るい振る舞いに心惹かれていく。だが、家光が見初めたことにより、お春は側室たちの嫉妬を買うことになってしまう……。
大奥 百花繚乱
監督:山本清史
出演:鈴木裕樹 弥香 滝沢乃南 ほか
2008年11月8日(土)よりシネマート六本木にてロードショー
2008年/カラー/ビスタサイズ/80分
いま、時代劇の新たな扉が開く。
もし、男の花魁がいたら? 大奥には人に知られぬ裏大奥があったとしたら? 歴史上の事実にそんな架空の設定を加えて贈る新感覚の時代劇、それが「大河ロマンシリーズ三部作」だ。主演をつとめるのは、現在、日本エンターテイメント界を席巻する若手男優集団“D-BOYS”に所属する美形俳優たち。和装に身を包み、江戸を舞台にした美しいラブストーリーを紡ぎ出す。
シリーズ第2弾『大奥 百花繚乱』の舞台となるのは将軍と正室、側室たちの居所“大奥”。しかし、歴史上実在した“大奥”ではない。将軍以外の男子の立ち入りが禁止された架空の“裏大奥”を舞台に、城での生活に窮屈さを感じる将軍・徳川家光と、家光に見初められた女中の身分違いの恋が描かれる。
将軍・徳川家光を演じるのは、ミュージカル「テニスの王子様」やテレビ「獣拳戦隊ゲキレンジャー」で幅広い層の人気を獲得、『シャカリキ!』などスクリーンでも好演を見せる鈴木裕樹。本作では凛々しい袴姿で地位ゆえの重圧に思い悩む若き将軍を熱演する。
家光に見初められる女中のお春役には、雑誌「mina」「PS」で活躍するモデルの弥香(みか)が映画初出演。家光の側近・お珠役はグラビアで活躍し『AKIBA』で主演をつとめた滝沢乃南。注目の美女がさまざまな感情が絡みあう女の世界に挑んだ。
監督は、ヒットを記録したホラー映画『水霊 ミズチ』やテレビドラマ「心霊探偵 八雲」「のぞき屋」など、多彩なジャンルで手腕を振るう若手監督の山本清史。本作では時代劇という自身初となるジャンルに挑み、新境地を見せた。
時代劇というジャンルで新たな魅力を魅せるフレッシュなイケメン俳優たち。そして時代劇というジャンルをまた、彼らの力で新たな魅力を得た。「大河ロマンシリーズ」が、時代劇に新風を巻き起こす。
- 鈴木裕樹
- 弥香
- 滝沢乃南
- 南かおり
- 小林かおり
- 監督:山本清史
- 脚本;村川康敏
- 製作:大橋孝史/奥出緑
- プロデューサー:上野境介
- アシスタントプロデューサー:妹尾紗姫/川島正規
- 撮影:福田陽平
- 照明:中村晋平
- 録音:宋晋瑞
- 美術:飯森則裕
- 助監督:ジョン・ヒジリ
- 制作担当:伊澤紀人
- 撮影協力:日光江戸村
- 制作プロダクション:トルネード・フィルム
- 配給:株式会社エスピーオー
- 製作:株式会社エスピーオー/JRC.LLP(ジョリー・ロジャー/CINV)