へんげ
監督:大畑創
出演:森田亜紀 相澤一成 信國輝彦 ほか
2012年3月10日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次公開
2011年/カラー/54分
2011年、1本の映画が日本映画界で話題を呼んだ。上映時間1時間に満たない自主映画ながら、観た者が驚嘆と賞賛の声をあげずにいられないその映画のタイトルは『へんげ』。2012年3月、いよいよ衝撃の作品『へんげ』が一般公開を迎える。
『へんげ』は、一組の夫婦の物語である。奇妙な症状に襲われ姿かたちを変えていく夫と、彼を見守る妻。ホラータッチで進んでいく物語は、観る者すべての想像を越える衝撃のラストへと向かう。
監督の大畑創は、映画美学校で学び、同校の修了制作である監督作『大拳銃』が国内の映画祭で賞を獲得して注目を集めた。『へんげ』は、大畑がこれまでに体験してきた映画の記憶を漂わせながらも、どんな作品にも似ていない「大畑映画」と呼ぶべき作品となっている。
さらに特技監督には『長髪大怪獣 ゲハラ』や「ウルトラゾーン」などで日本の特撮界に新風を吹き込む田口清隆、音楽には『携帯彼氏』『恐怖』などの長嶌寛幸、撮影に四宮秀俊と、気鋭のスタッフが参加し、大畑ワールドを支える。
キャストにも、森田亜紀、相澤一成、信國輝彦という、舞台・映像で活躍する実力派俳優が揃った。
『へんげ』は“変わっていく”映画である。主人公夫婦の夫の姿が、妻の心が“変わっていく”ように、『へんげ』という映画自体も、決してひとつのジャンルに留まることなく“変わっていく”。『へんげ』は、既成の映画の概念を越えた作品なのだ。そして同時に『へんげ』は“変えていく”。映画に触れた者の世界観を、現在の映画界を。その“変化”を拒むことはできない。もう、誰も『へんげ』を止められない。
- 門田恵子:森田亜紀
- 門田吉明:相澤一成
- 坂下稔:信國輝彦
- 監督・脚本・編集:大畑創
- 特技監督:田口清隆
- 撮影:四宮秀俊
- 照明:玉川直人/星野洋行
- 録音:高田伸也/新垣一平/根本飛鳥
- 特殊メイク:宇田川祐
- 美術:伊藤淳/間野隼人/福井早野香
- 衣装:加藤麻矢
- 助監督:川口陽一
- 制作:名倉愛/藤岡晋介/加藤綾佳
- 音楽:長嶌寛幸
- 配給:キングレコード
- 宣伝:ブラウニー