ある日、突然崩れはじめた平穏な日常。街に現れたゾンビが人々を襲い、襲われたものもまたゾンビ化してしまう。ゾンビの脅威と感染の恐怖。混乱の中、ナギナタを構えたアイパッチの少女はゾンビの群れに立ち向かう！
日本が世界に誇るホラー映画の名匠・鶴田法男が２０１４年に放つ新作は『Ｚ～ゼット～果てなき希望』。鶴田作品初となるゾンビ映画だ！ 原作はマンガ界の奇才・相原コージの「Ｚ～ゼット～」。脚本はテレビシリーズ「悪霊病棟」などで鶴田監督と組んでいる酒巻浩史が鶴田監督とともに担当。１話ごとに登場人物や時系列の異なる連作オムニバス形式の原作を設定やあらすじを活かしつつ、１本の長編ストーリーへと構成している。
主演に抜擢されたのは『ハイキック・エンジェルス』「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」と話題作への出演が続き、華麗なアクションで注目される新星・川本まゆ。本作でもナギナタアクションに挑み、ゾンビの群れを斬って斬って斬りまくる!!
そして、アイパッチの少女とともにストーリーの中心となる女子高生を演じるのは、グラビア界で絶大な人気を誇り『ちょっとかわいいアイアンメイデン』などで女優としての評価も高まる木嶋のりこと『ふがいない僕は空を見た』などに出演する若手女優・田中美晴。さらに、人気若手男優の佐藤永典らが脇を固める。
「Ｊホラーの先駆者」と呼ばれる鶴田監督は、『Ｚ～ゼット～果てなき希望』ではアクションやスプラッタ描写も満載の新境地に挑み、２０１４年の日本でしか作れない本格派ゾンビ映画を完成させた。さあ、ゾンビの恐怖と、その先にあるものをたしかめよ!!
防護服に身を包んだ“Ｚ特別処理課”が街を行く。そして彼らの仕事を見つめる市民たちもまた、マスクやゴーグルで厳重に顔を覆っている……。
その３年前。ビデオカメラを手に海辺にやってきた高校生のあかり（木嶋のりこ）と親友の恵（田中美晴）は、釣り人が惨殺されるのを目撃する。釣り人を襲ったのは決して死ぬことのない生ける屍＝ゾンビ。ゾンビに襲われた者もまたゾンビになったしまうのだ。ゾンビの群れに襲われて危機に瀕したあかりと恵を救ったのは、ナギナタを構えたアイパッチの少女（川本まゆ）だった。少女はナギナタを振るい次々とゾンビを斬り倒していく！
ゾンビの出現により街からは人の姿が消えはじめていた。アイパッチの少女とあかり、恵の３人は、あかりの姉で出産を間近に控えている香澄と合流、体調を崩している香澄を連れて街の総合病院へと向かう。
病院もすでに無数のゾンビで埋めつくされ、混乱の中で恵がはぐれてしまうが、アイパッチの少女とあかり、香澄はゾンビから逃れた６人の男女が避難している病院の最上階へとたどり着く。一方、ひとりはぐれて地下室へと転落した恵は、そこでひとりの少年（佐藤永典）と出会っていた。
ゾンビ化の原因も分からない中、最上階に避難した人々の間ではゾンビが紛れ込んでいるのではないかという不安が広がり、お互いを疑心暗鬼にしていた。やがて起きる悲劇の中で、アイパッチの少女とあかりたちが見るものとは？
混乱、極限状態、静かに迫る目に見えない恐怖。しかし少女たちは“希望”を胸に抱く……。
