左より、麻宮美果さん、小栗旬さん、大杉漣さん、大多月乃さん、喜多一郎監督
定年退職後、種子島に渡ってサーフィンに挑戦する主人公と島の人々の触れ合いを描いた映画『Life on the Longboard』が9月10日に初日を迎え、渋谷シアター・イメージフォーラムで主演の大杉漣さんほか出演者、監督による舞台あいさつがおこなわれました。
用意された整理券は前日の内にほぼ配布終了となり、立ち見の方も出る盛況となった劇場。大杉さんらが登場すると大きな拍手が起こりました。
『Life on the Longboard』は多くの日本映画で名バイプレーヤーとして活躍する大杉さん久々の主演映画。役柄同様、大杉さん自身も映画のためにサーフィンに挑戦、吹き替えなしですべてのシーンを演じており、喜多一郎監督は「これが役者魂なんだと思うくらい挑戦していただきました。大杉さんの汗ひと垂らしもすべてリアルです」と撮影時のエピソードを語りました。
大杉さんは、共演の小栗旬さんの「この映画の見所は大杉漣さんのすべて。素敵な漣さんを見ていただいたらいいんじゃないかと思います」というあいさつに「小栗くん、まずいだろうそういうコメントは」と照れ笑いを見せつつ、「この映画の中にぼくらの気持ちがこもっているとぼくは考えています。みなさんがそれぞれに楽しんでいただければ、それが一番の望みです。映画を楽しんでください」とメッセージを語りました。
「(海に落ちて)種子島の海の水もずいぶん飲みました。でもサーフィンはすごい楽しいなと思いました」と主人公・米倉一雄役の大杉漣さん
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「サーフィンは遊び程度だったので映画のために練習しました。すごく楽しかったです」と島のサーファー・憲太役の小栗旬さん
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「いろんな要素がいっぱいつまった映画だと思います。いろんなことを感じてもらえたら嬉しいなと思います」と一雄の娘・優役の大多月乃さん
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「スタッフ一同で大杉さんを応援していて、青春のように熱く、部活みたいにいい雰囲気の現場でした」と島のサーファー・愛子役の麻宮美果さん
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「中年が主人公なんですけど、あらゆる年代の人に観てもらって、勇気を与える、ヒントになる映画だと思っています」と喜多一郎監督
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また、この日は島のサーファー・愛子を演じた麻宮美果さんの誕生日。大杉さんから花束を贈られた麻宮さんは「撮影のときは大杉さんに助けていただいてばっかりで、またこの場でお祝いしてもらってありがとうございます」と笑顔を見せていました。
種子島の美しい海と大杉さんのリアルな汗が光る『Life on the Longboard』は、9月10日(土)より渋谷・シアターイメージフォーラムほかにて全国順次ロードショーされています。
写真:大杉漣さんから誕生日祝いの花束を贈られる麻宮美果さん
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