会見に出席した崔洋一日本監督協会理事(前列左から6人目)、伊藤俊也監督(前列左から8人目)ら22人の監督
今年で創立70周年を迎えた日本映画監督協会が70周年記念事業として製作した映画『映画監督って何だ!』の完成披露記者会見と協会創立70周年祝賀パーティーが、協会創立日である2月26日に渋谷・セルリアンタワー東急ホテルでおこなわれました。
『映画監督って何だ!』は、映画監督の仕事の本質をわかりやすく描き、現在の著作権法では認められていない「映画監督の著作権」について改めて問う作品。メガホンをとった伊藤俊也監督のほか、60人の監督がスタッフとして、90人の監督が出演者として参加しています。
会見には伊藤俊也監督、日本映画監督協会理事長の崔洋一監督、出演者として参加した小栗康平監督をはじめ22人の監督が出席。崔監督は「監督自身が、監督自身の企画により、監督自身の手で映画を作った。私たちにとって快挙であります」とあいさつ。伊藤監督は「映画の著作権を著作者に戻すというところから日本の文化水準は引き上げられると思います」と作品に込めた想いを語りました。
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記者会見と『映画監督って何だ!』上映に続いては協会創立70周年祝賀パーティーが400人の参加者を集めて盛大に開催され、来賓の女優・吉永小百合さんが「撮影所が私の学校で、監督さんが私の先生でした。これからも一生俳優として映画の世界に携わっていけたらどんなに嬉しいかと思っております。ですから、ぜひ監督さんたちに私のこれからの道を引っ張っていっていただきたい、ご一緒に進んでいきたいと思っております」と祝辞を述べました。
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創立70周年祝賀パーティにて、壇上であいさつに立つ山田洋二監督(左)と崔洋一監督(右)
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創立70周年の祝辞を述べる来賓の吉永小百合さん
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日本映画監督協会創立70周年事業として、3月に京都文化博物館で「監督協会創立メンバーの11本+1」、東京・新文芸座で「映画監督が愛した映画―日本映画監督協会70年の70本+1」と題した特集上映がそれぞれ開催され、京都文化博物館では3月2日と19日、新文芸座では3月24日に、特別上映として記念映画『映画監督って何だ!』が上映されます。
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