全寮制の女子高を舞台に、合唱部の生徒の周りで次々と起こる惨劇を描く『こわい童謡 表の章』が７月７日にテアトル新宿初日を迎えました。
上映前におこなわれた舞台あいさつには、主人公・正木彩音を演じた多部未華子さんはじめ、生徒役の美少女女優が大集合。映画の内容とは打って変わって華やかな舞台あいさつとなりました。
怖いのが苦手で、普段はホラー映画もほとんど観ないという多部さんは、撮影中は「まったく怖い経験はせずに、楽しく撮影できました」と笑顔でコメント。しかし、教師役の霧島れいかさんが「撮影前のお祓いに行かなかった人の上には、撮影中ずっと黒いものが乗っていた」という秘話を初披露し、多部さんらほかの出演者はビックリ。お祓いに参加しなかったという近野成美さんは「なんで今言うんですか？」と思わず叫び声をあげていました
『こわい童謡 表の章』初日舞台あいさつ
舞台あいさつに出演した秦みずほさん、霧島れいかさん、近野成美さん、多部未華子さん、しほの涼さん、笠原紳司さん、福谷修監督（左から）
「怖い場面がたくさん出てくるので、同じ表情にならないように常に心がけていました」とコメントした正木彩音役の多部未華子さん
染谷未紀役の近野成美さんは「七夕に怖い映画というアンバランスな感じで楽しんでください。女性は泣かないでください」とあいさつ
「今年の夏は暑くなりますが、この映画を観て、みなさんに涼しくなってもらえたらと思っています」と小川奈々香役の秦みずほさん
「作品を観たら出演している私もすごく怖かったので、みなさんにもこの怖さを堪能しただきたいです」と二宮紗世役のしほの涼さん
謎めいた合唱部顧問・栗原美咲役の霧島れいかさんは「指揮棒を振るシーンでリズムがあわなくて苦労しました」と撮影を振り返りました
「ホラーとは違う、生の人間の怖さみたいなものを出せればと心がけて頑張っていました」と、高校教師・岸本役の笠原紳司さん
「素晴しい役者さんたちに恵まれました。彼女たち彼らの素晴しい演技を観ていただければと思います」とコメントした福谷修監督
本作『こわい童謡』は、７月28日から公開される『裏の章』で『表の章』の謎解きがされるという２部構成の作品。福谷修監督は「続けて『裏の章』を観ていただけたらスッキリすると思いますが、３週間後の公開まで、深まる謎をいろいろ考えていただけたらと思います」と『裏の章』への期待を高めました。
『こわい童謡 表の章』は７月７日よりテアトル新宿ほか、全国順次ロードショー。28日から『裏の章』が公開。
また『表の章』『裏の章』の間のエピソードにあたる近野成美さん主演の『こわい童謡 迫間の章』が、４Ｄアトラクションとして東京ドームシティアトラクションズ、梅田ジョイポリスで７月14日より公開されます。