ミュージカルを中心に活躍する女優・新妻聖子さんが映画初出演にして主演をつとめた『アンダンテ　〜稲の旋律〜』が１月23日にポレポレ東中野で初日を迎え、新妻さんと共演の紗綾さん、金田敬（かねだ・さとし）監督、原作者の旭爪（ひのつめ）あかねさんが舞台あいさつをおこないました。
　初回の上映終了後に登壇した新妻さんは、実は初回の上映を客席で鑑賞していたことを明かし「ときにはハードだった撮影の日々がスクリーン上で映画として素晴しい作品になっていることにただただ感動しました。記念すべき公開初日の初回上映をみなさまとご一緒できたのはほんとに宝物だなあと思って、一生忘れられない映画の上映になったと思います」とあいさつし、大きな拍手を浴びました。
　千葉県横芝光町で協力のもとロケ撮影がおこなわれた本作。「千葉のおいしいお食事と地元の方の笑顔に支えられて完走できた撮影でした」と撮影を振り返った新妻さんのコメントに、金田監督は「とにかく新妻は食いしん坊。なにを食べてもおいしそうな顔をする」と、新妻さんの意外な面を紹介しました。

　新妻さんは「この作品で取り扱われているテーマは、家族の絆だったり、食と農と大地、人間が生きて行く上で素通りできない“生きる”というテーマそのものを扱った映画だと思います。その中で笑いがあったりホッとするシーンがあったり、癒される映画でもあると思いますので、このピュアな美しい映画がひとりでも多くの方に届くことを願っております」と舞台あいさつを締めくくりました。