ミュージカル「テニスの王子様」出演経験を持つ人気俳優たちが共演を果たす映画『愛の言霊〜世界の果てまで〜』(8月7日公開)の完成披露試写会が6月12日に東京・全電通ホールで開催され、主演の植野掘まことさんと河合龍之介さん、共演の齋藤ヤスカさん、金田敬監督が舞台あいさつをおこないました。
『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は、2007年に公開された『愛の言霊』の続編で、青年・裕文とエリート会社員・慎司の男性同士のラブストーリー。
裕文を演じた植野掘さんはこれが映画初出演にして初主演。「初めての経験がたくさんあったんですけど、前作(『愛の言霊』)が好評だったこともあり、(前作に主演している)ヤスカくんから若干プレッシャーを感じながら(笑)、それに負けないように引き続いた作品を作りたいなと思って撮影に臨みました」と撮影を振り返りました。
植野掘さんと濃厚なラブシーンも演じている慎司役の河合さんは、ラブシーンについて「監督の演出が想像以上でしたよ」と話して場内を沸かし「ラブシーンに限らず、台本にもうひとつアイディアを加えることによって作品が深まるカットがいっぱいありました」と金田監督の演出について語りました。
また、前作から引き続いて出演している齋藤さんを河合さんが何気なく「師匠です」と呼んだところ、この一言が場内で大うけ。金田監督からも「アイコト師匠!」と呼ばれ、すっかり師匠認定された齋藤さんは、多少の苦笑いも交えつつ「続編をやりたいと言っていても実際に叶うことってなかなか難しいと思うんですよ。それが叶ったのは嬉しいです」と続編出演の感想を述べました。
『愛の言霊〜世界の果てまで〜』完成披露試写会
映画のポスターと並んで笑顔を見せる金田敬監督、植野掘まことさん、河合龍之介さん、齋藤ヤスカさん(左より)
仕事に不慣れな会社員・裕文を演じた植野掘まことさんは「おぼつかないということを意識しつつ、一生懸命さが見えるよう考えて演じました」と役作りについて語りました
「前作の『愛の言霊』も今回の作品も、ひとくくりでいい作品だなと改めて思います。いろいろなことを想像させてくれる作品になったなと思います」と慎司役の河合龍之介さん
「殻に閉じこもっていた自分からもう一歩外に出てみようみたいな、前回と違った素敵なお話だと思います」と、前作から引き続いて立花都を演じた齋藤ヤスカさん
前作に続いてメガホンをとった金田敬監督は「いろいろな“愛の言霊”があっていい、それを描ければいいと、こだわりはまったくなく自然体でやりました」とコメント
舞台あいさつでは、キャスト3人の直筆サインが入ったシナリオなどのプレゼントが当たる抽選会もおこなわれました。写真は抽選中の河合龍之介さん(中央)と、それを見守る植野堀まことさん(左)、齋藤ヤスカさん(右)
河合さんは出演に加えて主題歌「僕らへ…」の歌と作詞(共作)も担当しており「ぼくなりの“愛の言霊”を(一緒に曲を作った)友達と表現しているので、それも楽しんでください」と曲もPRしました。
『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は8月7日(土)よりシアターイメージフォーラムにてレイトショー。ほか全国順次公開されます。