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金子雅和監督『アルビノの木』がコルカタ国際文化映画祭で月間長編劇映画最優秀作品に選出

記事写真

『アルビノの木』より

 2016年7月にテアトル新宿で公開され全国順次公開中の金子雅和監督作品『アルビノの木』が、インドで開催されているコルカタ国際文化映画祭の2016年12月度長編劇映画最優秀作品に選出されました。

 『アルビノの木』は、山に住む白い鹿を撃つよう依頼された害獣駆除業の青年と、白い鹿を神の使いと崇める山奥の村の若者たちの姿を通して、自然と人間の営みのあり方を問いかける作品。長野県須坂市をメインとしたロケ撮影による美しい風景が魅力的な作品となっています。

 コルカタ国際文化映画祭(Calcutta International Cult Film Festival)は、娯楽映画が中心のインドに海外のアート作品を紹介するという趣旨のもと、コルカタの映像総合会社・HUMAN LAB CORPORATIONが創始した映画祭で、応募作の中から毎月の部門賞を選出し、1年を通してのベスト・オブ・ベストに賞を授与する形式となっており、今後の『アルビノの木』の評価も期待されます。

 金子雅和監督は『アルビノの木』最優秀作品選出にあたり、次のようにコメントを発表しています。

金子雅和監督コメント

「20才のとき、3週間後の帰国だけ決めて訪れたインド貧乏旅行の最初の地がコルカタでした。8mmカメラを手に歩き回ったコルカタは、若い心に強烈なインパクトを残し、私の創作の根幹として存在しています。本映画祭での受賞に不思議な縁を感じるとともに、今後の創作にあたっても大きな励みとなるに違いありません。本当に嬉しいです」

 『アルビノの木』は、昨年7月のテアトル新宿でのレイトショー公開以降、各地で上映が続いており、今後は1月21日(土)より中洲大洋映画劇場(福岡)で上映されるほか、横浜、広島、長野などでの上映も予定されています。

【『アルビノの木』予告編 】

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