「たったひとりで制作する長編アニメ」として話題のホラーアニメ『アラーニェの虫籠』の札幌・名古屋公開を記念して、花澤香菜さんが声を演じる主人公“りん”が本編と違った一面を見せる「りんの妄想CM」が公開されました。
海外でも高い評価を受けるアニメーション作家・坂本サク監督の初長編監督作となる『アラーニェの虫籠』は、坂本監督が監督・原作・脚本・アニメーション・音楽の一人五役をこなし、制作工程のほぼすべてをひとりで担った長編アニメ。郊外の大型集合住宅を舞台に、女子大生・りんが体験する恐怖と「虫」の謎が描かれていきます。
このほど公開された「りんの妄想CM」は、映画序盤でのりんの妄想シーンをモチーフとして坂本サク監督自身によって制作されたもの。映像は本編中のものを使用していますが、りんのセリフは花澤香菜さんがこの「妄想CM」用に収録した本編中では聞けないCMオリジナルのセリフとなっています。
「疑惑編」と題された第一弾は、実際に『アラーニェの虫籠』をご覧になった方の多くが抱くであろう「ほんとにたったひとりでこの映画を作ったの?」という疑問について、主人公であるりんがまさかの発言をするという、映画本編とはまったく違ったテイストのコミカルな内容。本編中ではありえないシチュエーションにより、坂本監督の絵と花澤香菜さんの声が作り出す主人公・りんのキャラクター性が改めて引き出されています。