女優・有田あんさんが脚本・監督をつとめ制作中の映画『渇愛の果て、』の世界を一足先に体験できる演劇・トークイベントが9月20日・21日に映画キャストの小原徳子さんらが出演して生配信されます。
映画『渇愛の果て、』は、有田あん監督が知人の実体験に着想を得て「出生前診断」をテーマに創作した作品。有田監督が主宰する劇団・野生児童の舞台劇として上演予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全公園が中止となったことを受け、映画化企画がスタートしました。初めて長編映画のメガホンをとる有田監督や舞台版にも出演予定だった小原徳子さんら10名の女優が集まって、自分たちの手で長編映画制作に挑みます。
今回のイベントは、有田監督が映画で伝えようとする「日々生まれる新たな命に目を向ける・知ることが優しさにつながる」 というメッセージを映画完成に先んじて多くの方に届けたいという趣旨で開催されるもの。「野生児童第7弾 配信型演劇・トークイベント『渇愛の果て、』と題しておこなわれるこのイベントは、9月20日と21日の2日間、各日2公演の計4公演、浅草九劇より無観客で有料生配信されます。
『渇愛の果て、』脚本・監督をつとめ新作短編演劇の作・演出も手がける有田あん監督
4公演とも、オープニングを飾る音楽と歌・ダンスのコラボレーション、映画『渇愛の果て、』に協力した産婦人科医や助産婦の方々らをゲストを招いてのトーク、映画『渇愛の果て、』のスピンオフ的な内容の新作短編演劇上演を中心に構成。
トークゲストは公演ごとによって異なり、新作短編演劇も3本が回替わりで上演されるという充実の内容で、生配信であることを活かしてトークコーナーではリアルタイムで質問も受け付けられます。
映画出演者から小原徳子さん、瑞生桜子さん、輝有子さん、藤原咲恵さん、二條正志さんが短編演劇やオープニング演奏などに出演、もちろん短編演劇はすべて有田監督が演出を務めます。
チケットは全公演とも2500円で、オンラインのチケット購入サイトPassMarketでイベント開始30分前まで購入可能となっています。
映画『渇愛の果て、』は一度目の撮影が終了し、今後さらに撮影をおこない、2021年の完成に向け制作が進んでいきます。
映画とともに、映画の世界を違ったかたちで伝えるという意欲的な今回の試みに、ぜひ注目してください。