8月6日より開催される毎年恒例のホラー映画祭「夏のホラー秘宝まつり2021」で、劇場でのトークイベントや、SNSでの投票イベントが開催されます。
充実のラインナップとユニークな企画でホラーファンの熱い支持を集める観客参加型ホラー映画祭「ホラー秘宝まつり」は、2014年に東京のキネカ大森で初開催されて以来、好評のうちに回を重ねて今年で8回目。
今回の「夏のホラー秘宝まつり2021」は、発祥の地であるキネカ大森で8月6日に幕を開けるのを皮切りに、東名阪に京都も加わり4都市6劇場と同映画祭史上最大の規模で開催されます。
今年は昨年コロナウイルス感染症拡大のためおこなえなかった劇場での登壇イベントも実施。
キネカ大森では、今回のラインナップ中で唯一の新作日本映画となる『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』のトークイベントがおこなわれます。
『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』より。最後の心霊スポット巡りに臨む“新耳Gメン”
実在の心霊スポットに“新耳Gメン”の男たちが殴り込む「怪談新耳袋Gメン」シリーズは、やらせもトリックも一切なしのガチンコ心霊ドキュメントとして人気となり、2017年以降は毎年「夏のホラー秘宝まつり」で新作が公開される「ホラー秘宝まつり」に欠かせないシリーズとなっていました。
その人気シリーズが、今回の『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』でついに完結。有終の美を飾るべく”新耳Gメン”が2年ぶりにキネカ大森の舞台に上ります。
イベントは同作品の上映初日となる8月21日と、1週間後の8月28日に開催。
8月21日には佐藤周(さとう・あまね)監督、山口幸彦プロデューサー、後藤剛さん(映像制作会社シャイカー社長)のおなじみのメンバーに加え、最終章にして満を持してGメンに参加した原作「新耳袋」著者の木原浩勝さん、シリーズ開始以来の女人禁制ルールを打ち破ってGメンに加わった不可思議情報を扱うウェブサイト・TOCANA編集長の角由紀子さん、過去のシリーズに参加していたレジェンドメンバーの映画監督・村上賢司さんという豪華ゲストも登壇して初日舞台あいさつ。
8月28日には佐藤監督、山口プロデューサー、後藤さんが登壇して上映折り返し舞台あいさつをおこないます。
昨年惜しくも連続登壇記録が途絶えたものの「ホラー秘宝まつり」の顔とも言える“新耳Gメン”のトークは、シリーズ史上初めてハッキリとした心霊の姿をカメラに捉えた!? という噂もあるだけにディープな内容となることが期待されます。
なお、同作は現在鋭意製作中で完パケは初日ギリギリ、関係者も当日に初鑑賞となる可能性が濃厚となっており、いろんな意味でスリリングなイベントとなりそうです。
『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』より。シリーズに以前から出演する日本人形のはち
さらに海外作品のイベントも開催されます。
映画祭開幕に先駆けた8月3日よりツイッター上でのイベントとして「恐顔(オソレガン)選手権」を実施。今回のラインナップの目玉となる「ルチオ・フルチ監督特集上映」「マリオ・バーヴァ監督特集上映」の上映作品から投票により“最恐の顔面”ナンバーワンを決めるもので、今回の「夏のホラー秘宝まつり2021」ポスターにもなっているルチオ・フルチ監督作品『ビヨンド《4Kレストア版》』(1981年・伊)のエミリーをはじめ10キャラクターがノミネートし、ユーザの「いいね」「リツイート」の合計数で「恐顔」を競います。投票は8月20日までおこなわれます。
また、アップリンク吉祥寺では、ホラー映画に造詣の深いデザイナーの高橋ヨシキさんと映画ライターのてらさわホークさんが登壇するルチオ・フルチ監督作品の上映後トークイベントを開催。
8月21日には『ビヨンド《4Kレストア版》』上映後、8月28日には『ルチオ・フルチのザ・サイキック』(1977年・伊)の上映後にトークがおこなわれ、21日のイベントでは「恐顔選手権」の結果が発表されます。
キングレコードのホラー専門レーベル「ホラー秘宝」が送る「夏のヒラー秘宝まつり2021」は、東京はキネカ大森とアップリンク吉祥寺の2館体制、名古屋はシネマスコーレ、大阪はシアターセブンに第七藝術劇場も加わって東京同様の2館体制、今年初開催の京都はアップリンク京都と、4都市6劇場で同時開催されます。
今回はルチオ・フルチ監督、マリオ・バーヴァ監督の二大巨匠の特集上映など海外の旧作をメインに全36作品の強力なラインナップで上映。
日本映画は、プレミア上映となる新作『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』のほか、国産ホラーのキーパーソンのひとりである特殊脚本家・小中千昭さんと小中和哉監督の小中兄弟が中丸シオンさんと高橋真悠さんを主演に美しきヴァンパイアを描く耽美的ダークファンタジー『VAMP』(2019年)、平成のカルト作品「援助交際撲滅運動」シリーズが秋乃ゆにさん主演で令和に復活した『エンボク』(2020年/鈴木浩介監督)の旧作2本が上映されます。
今回、東京では「ホラー秘宝まつり」史上初となるキネカ大森とアップリンク吉祥寺の2館で開催され、全上映作品を2館で分けて上映されます。
上映作品数、開催都市数、開催劇場数のすべてが映画祭史上最大となり、予告編も海外作品18作品の選りすぐりの恐怖シーンを集めた40分超の“最恐”レベルとなっている「夏のホラー秘宝まつり2021」。
毎年恒例の観客投票企画「ホラー総選挙」などの観客参加型企画も用意して8月より東京・名古屋・大阪・京都の各会場にて同時開催。各会場のタイムテーブル・上映作品などは公式サイトで掲載されます。
2021年の夏を「夏のホラー秘宝まつり2021」が盛り上げる!