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『童貞放浪記』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった山本浩司さん、神楽坂恵さん、結城リナさん、小沼雄一監督(左より)は、全員“童貞放浪記”ステッカーを服につけて登場。このステッカーは劇場窓口で「まだです」と“申請”した方にプレゼントされています

 恋愛に奥手な30男を主人公にした『童貞放浪記』が8月8日にヒューマントラストシネマ文化村通りで初日を迎え、主演の山本浩司さん、ヒロインを演じた神楽坂恵さん、共演の結城リナさん、小沼雄一監督が舞台あいさつをおこないました。
 評論家・小野谷敦さんの同名小説を映画化した『童貞放浪記』は、山本さん演じる主人公・金井淳が童貞を卒業しようと奮戦するストーリー。
 小沼監督は、金井を演じた山本さんについて「プロデューサーと私を含め、全員が“山本浩司しかいない、ほかのキャスティングはありえない”と選びました。よく誤解されますけど、童貞役が得意ということではなくて、技術的に優れた俳優さんとしてキャスティングさせてもらいました。文句のつけようがない」と、山本さんが「もっと言ったほうがいいと思います」と返すほどの大絶賛
 山本さんは「(ヒロインの)萌にお酒を注いでもらって、返杯しようとしたらほかのイケメンが来て返杯できなくて“ああっ”となったり、細かいことをいくつかちょこちょこやったんで、探してもらいたいな」と見どころを紹介。
 本格的な演技初挑戦で大胆なベッドシーンにも挑戦している神楽坂さんは「(ベッドシーンのときは)緊張してないつもりだったんですけど、(撮影が)始まる前にひとり言を言っていたと監督に言われました」と撮影中のエピソードを話し、童貞と恋をするという役について「相手をかわいらしいと思えると思ったんですけど、やっているうちに“なんでもっとこうしないんだろう”とほんとにイライラすることもありました」と振り返りました。
 また、風俗嬢役で出演している結城さんは「脱いでいる作品はこれが最後なので、裸を見納めてほしいなと思います」とアピールしました。
 そして舞台あいさつの締めくくりには映画の内容にちなみ、童貞に向けて「早くこっちに来たらどうですか」(山本さん)、「パンフレットに(童貞へのメッセージが)いろいろ載っているので見てください」(神楽坂さん)、「すごい変なことをするか、すごい好きな人とエッチをするか、武勇伝を作れたら素敵な喪失になると思います。大事に使ってください」(結城さん)、「いろいろつらいことを経ないと捨てられないものなので、その痛みを大事に持っていただいたほうがいいんじゃないかと思います。頑張って捨ててください」(小沼監督)と、登壇者それぞれがメッセージを送りました。

 恋愛の悲喜こもごもを描いた『童貞放浪記』は8月8日よりヒューマントラストシネマ文化村通りにてロードショー公開中。公開期間中にはスタッフ・キャストほかゲストを迎えてのトークイベントも予定されています。

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