ファッション誌の人気モデル・本田翼さんが初の映画出演・主演を果たした『FASHION STORY-Model-』が11月17日に初日を迎え、シネ・リーブル池袋で本田さんと共演の河北麻友子さん、中村さやか監督と映画に出演するモデルたちによる舞台あいさつがおこなわれました。
『FASHION STORY-Model-』は、ファッション誌を華やかに飾るモデルたちの日常を、現役モデルをキャストに迎えて描いた青春ストーリー。
舞台あいさつは、東野佑美さん、大島なぎささんらがファッションショーのウォーキングさながらに劇場通路から登場してスタート。舞台で５人のモデルがポーズを決めたところで本田さん、河北さん、中村監督も舞台に登場しました。
主人公の雛子を演じた本田さんは「この作品は今年の３月に撮ったものなんですが、自分も演技を始めて間もないころだったので、すごい思い出にも残っていますし、恥ずかしいという気持もあるんですけど、ぜひみなさんに観ていただけたらなとも思っております」とあいさつ。「私もデビュー作ですし、監督にとってもデビュー作ですし」と笑顔で語り「私たちにとって大切なものですよね」と中村監督と声を揃えました。
モデルのレナを演じた河北さんは「この映画で恋愛とか男女の関係を描くのは私だけだったので、すごいプレッシャーでしたね(笑)」とコメント。初めての恋に戸惑うという役柄に「ほんとにドキドキしていました(笑)」と振り返りました。
そして中村監督は「オーディションで６００人くらいのモデルさん、新人女優さんに会って決めました。ポイントはひとつで、素直でとにかく一生懸命である子を選んだんですよ。ほんとに一生懸命やってくれて最高の子たちだなと思って、大好きです」とキャスト陣への想いを語りました。
本田翼さんと監督「私たちにとって大切なもの」：『FASHION STORY-Model-』初日舞台あいさつ
舞台あいさつに登壇した福間文音さん、池田光咲さん、東野佑美さん、河北麻友子さん、本田翼さん、大島なぎささん、中村さやか監督、カロリナさん（左より）
「一番大切にしたところは素でいるところ。雛子はあまり飾らない子だと思いますし、自分と似ている部分を大切にしようと思いました」という雛子役の本田翼さん
「すごい楽しくやらせていただきました。ほんとに麻友子と照らしあわせられる部分も作っていただいたので、やりやすかったです」とレナ役の河北麻友子さん
「いかにイキイキと彼女たちの日常の顔を撮れるか。作った顔じゃなくて生の顔をいかに撮れるかということに猛烈にこだわりました」と語った中村さやか監督
「ほんとに女の子ばかりで、ガールズトークが止まらなくて待ち時間さえも楽しみになるような仲のいい現場でした」というモデル・マユ役の東野佑美さん
「私のやった役は大島なぎさとあんまり変わらないので“こんな感じの子なのかな？”って思ってくれればいいかなって思います」とモデル・香菜役の大島渚さん
「私はみんなと違ってモデル役ではなかったのですが、モデルの仕事では見られないような世界を知れてそれが一番新鮮でした」とプレス・高山役の福間文音さん
本人役で出演したカロリナさんは「自分役で出ていたので、それが一番楽しかったです。素のままで出られるのが一番嬉しいことだなって」とコメント
「雛子とふたりきりになるシーンがありまして、そこはみんなに注目して観ていただけたらいいなと思っています」とモデル・友里奈役の池田光咲さん
フォトセッションでふたり並んでポーズを決める本田翼さん(右)と河北麻友子さん
本作が初の劇場監督作となる中村監督は「たくさんの方々から支えられて監督としてデビューさせていただけたんですけど、そういった想いをこの映画に込めて、そしてここにいるみんなもそれに答えて懸命にがんばってくれて、すべてのこの映画に関わった人に感謝しています」とあいさつ。 河北さんは「モデルもほんとに普通の女の子ってことを伝えたくて、みなさんどこか共感を得れると思うので、共感を得て、少しでも映画からパワーをもらっていただけたらいいなと思います」と、本田さんは「この映画を観たら、すごくモデルを身近に感じられると思います。それで少しでも励みになったり、みなさんの勇気が出るものになればいいなと思います」と、それぞれ観客に向けてメッセージを贈りました。
舞台あいさつ登壇者のほか、モデルの加賀美セイラさんや、小柳友さん、須賀貴匡さん、伊藤洋三郎さん、手塚理美さんら実力派俳優も共演してファッション雑誌作りに携わる人々のドラマをリアルに描いた『FASHION STORY-Model-』は、11月17日(土)よりシネ・リーブル池袋ほかにて全国順次ロードショーされます。