櫻坂46の藤吉夏鈴さんが主演をつとめ、大野大輔さんが脚本、小林啓一監督がメガホンをとった『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』が８月９日に公開されるのを前に、映画本編映像を使った主題歌「リベリオン」のリリックビデオと、現場の和やかな雰囲気が伝わる出演者のオフショット写真が解禁されました。

　『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、名門私立高校に入学した文学少女の所結衣が、ある理由から新聞部に入部、新米記者として大人たちの闇を暴いていくという社会派エンターテイメント。
　『ウルフなシッシー』（２０１７年）『辻占恋慕』（２０２２年）などの監督作で知られる大野大輔さんが脚本を譚とし、『殺さない彼と死なない彼女』（２０１８年）『恋は光』（２０２２年）などの小林啓一監督がメガホンをとっています。
　出演は、アイドルグループ・櫻坂46のメンバーで女優としても注目される藤吉夏鈴（ふじよし・かりん）さんが主人公のトロッ子こと所結衣を演じて映画初主演をつとめるのをはじめ、新聞部部長・杉原かさね役に『ベイビーわるきゅーれ』（２０２１年／阪元裕吾監督）の髙石あかりさん、文芸部部長・西園寺茉莉役に『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』（２０２３年／酒井麻衣監督）の久間田琳加（くまだ・りんか）さん、新聞部副部長の恩田春菜役に『サーチライト-遊星散歩-』（２０２３年／平波亘監督）の中井友望（なかい・とも）さんと、期待の若手女優４人が華麗に共演。
　さらに、綱啓永（つな・けいと）さん、髙嶋政宏さん、外原寧々（そとはら・ねね）さん、ゆうたろうさん、筧美和子さん、石倉三郎さんと、若手からベテランまで多彩なキャストが顔を揃えています。

　映画公開を前に、４人組バンド・クレナズムによる映画主題歌「リベリオン」のリリックビデオが解禁されました。
　リリックビデオは、主人公・所結衣が学園の新聞部を初めて訪れるシーンで幕を開け、疾走感のあるサウンドに乗せて映画本編の映像が映し出されていきます。
　リリックビデオに登場する本編映像は、すでに公開されている予告編などでは使われていない初解禁のものが多数。「反乱」を意味するタイトルや、歌詞の内容にリンクするような表情やシチュエーションの映像が選ばれているのも注目ポイントです。

　そして、撮影中のオフショット写真４点も解禁されました。
　写真はいずれも藤吉さんらキャストが笑顔でポーズをとっているもので、役柄を離れたキャスト陣の素の表情が覗き、同世代の俳優陣が多く集まった現場の和やかで楽しい雰囲気を伝える４点となっています。

　『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、日本大学藝術学部映画学科で学んでいた宮川彰太郎さんが授業の課題として書いた映画企画が原案。宮川さんが高校時代に日大の不祥事事件から発想したアイディアを元にした企画は、プロデューサー陣の心を動かし、映画化が実現しました。
　映画の登場人物たちと同じ若い世代が「大人たち」の姿に感じたものから生まれたストーリーは、現代に生きる多くの人々に「善悪」や「正義」について考えるきっかけとなるに違いありません。
　痛快でメッセージ性を持った青春エンターテイメント『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、８月９日金曜日より、テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて公開されます。

『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』ストーリー

文学少女の所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家“緑町このは”が在籍するとされる名門・私立櫻葉学園高等学校に入学。
しかし、コンクールを連覇するなどエリートの集まる文芸部への入部は叶わなかった。
落ち込む結衣に文芸部の部長・西園寺茉莉(久間田琳加)が手を差し伸べ、正体不明の作家“このは”を見つけ出せば入部を許可するという条件を提示。結衣は、“このは”へのインタビュー実績がある学園非公認の新聞部に潜入し、部長・かさね(髙石あかり)と副部長の春菜(中井友望)のもとで新米記者“トロッ子”として活動することになる。
記者として教師たちの不祥事に切り込む新聞部の活動を快く思わない、学園の理事長・沼原(髙嶋政宏)に理不尽な圧力をかけられ窮地に立たされる新聞部。しかし、結衣は一念発起し元文芸部の松山秋(綱啓永)らと協力して理事長、そして学園の闇へと切り込んでいくのだった。