東京での公開で好評を博した木場明義監督のタイムスリップSFコメディ『タイムマシンガール』が3月29日より大阪シアターセブンで公開されることが発表され、合わせて葵うたのさん演じる主人公が初めてのタイムスリップを経験する本編映像が解禁されました。
『タイムマシンガール』は、『サイキッカーZ』(2021年)『エスパーX探偵社~さよならのさがしもの~』(2023年)など、SF・ファンタジーの要素を日常に注ぎ込んだコメディタッチの作品で人気の木場明義(こば・あきよし)監督の最新作。
びっくりするとタイムスリップする体質になってしまったOLの星野可子と、可子がタイムスリップ体質であると知った後輩の山本千鶴のふたりを中心に、可子のタイムスリップが引き起こす出来事や、体質改善を決意する可子の姿などが描かれる「不意打ちタイムスリップストーリー」となっています。
『タイムマシンガール』場面写真。葵うたのさん演じる星野可子(左)と、高鶴桃羽さん演じる山本千鶴
プロレスとソロ活が大好きで、タイムスリップ体質になってしまう主人公・可子を映画やテレビドラマで活躍する若手女優の葵うたのさんが演じ、可子と行動をともにするようになる後輩の千鶴をバレリーナ・アイドル・モデル・女優と多彩な活躍を見せる高鶴桃羽(たかつる・ももは)さんが演じるほか、「仮面ライダーW」などで知られる木ノ本嶺浩さん、落語家の立川志の太郎さん、10代から活躍する遠山景織子さん、プロレスラー惡斗(あくと)としても活躍する安川結花さん、アイドルグループ・でんぱ組.incで活躍した鹿目凛(かなめ・りん)さんら、多彩なキャストが出演しています。
東京では池袋シネマ・ロサで1月25日に公開され初日満席を記録するなど盛況に4週間上映された『タイムマシンガール』の大阪公開が決定。シアターセブンにて、3月29日土曜日より上映。
公開初日の3月29日土曜日には木場監督と主演の葵うたのさんが、公開2日目の30日日曜日には木場監督、葵さんに加え、主人公・可子たちの上司・新木珠江と可子の推しレスラー・ブラックサンダーキッドの二役を演じた女優・プロレスラーの安川結花/惡斗さんも登壇しての舞台あいさつが予定されています。
そして大阪公開決定に合わせて本編映像第3弾が解禁されました。
今回解禁されたのは、寝過ごして慌てて身支度を整え会社に向かう可子が、道中で「おどろかせおばさん」に驚かされ、気がつくと自室のベッドの中で、時計はさっき目覚めたはずの時間。いまの出社は……夢? と戸惑いながら、再び会社へ向かうと、「おどろかせおばさん」も戸惑ったような表情で可子を見ていて……という場面。
劇中で可子が初めてタイムスリップを経験するシーンで、可子を演じる葵うたのさんが見せる困惑の表情が観客に一緒にタイムスリップしたような感覚を味あわせます。
道で人を驚かせる「おどろかせおばさん」こと駿河満寿美の不思議なキャラクターを体現した遠山景織子さんの演技も注目。
これから「タイムスリップ」が巻き起こす数々の出来事を予感させる映像となっています。
数々の作品題材となってきた「タイムスリップ」に木場監督が挑んだSFコメディであると同時に、女性同士の友情を描いた作品であり、可子と千鶴のバディ・ムービーでもある『タイムマシンガール』は、3月29日土曜日より大阪シアターセブンで公開されます。
『タイムマシンガール』ストーリー
プロレスとソロ活が大好きな主人公の星野可子(葵うたの)は、とある事件をきっかけにビックリすると少しだけタイムスリップしてしまうという体質になってしまう。そのためなるべく他人と関わらないようにしていたが、ふとしたきっかけで恋の始まりが訪れるのであった。しかし、おっちょこちょいな山本千鶴(高鶴桃羽)に驚かされ、意図せず時間が巻き戻り、そのチャンスもなかったことになってしまう。だが特に良くなかった可子と千鶴の仲は次第に近づいていくのだった。
可子の能力を知った千鶴はギャンブルでお金を稼ごうと提案し、成功するものの、時空を調査する公務員の安野時夫(立川志の太郎)や、タイムマシンの実験が失敗して2人に増えてしまった発明家の井手泰人(木ノ本嶺浩)に追われ、タイムスリップすることにより世界が崩壊する可能性を指摘される。悩んだ可子は自分の体質を治そうと奔走するが…。