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ラブコレクション
ココロとカラダ
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12月11日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー
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2004年/日本/83分/DV |
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多感な時期にレイプされた過去を持つ恵子と、恵子を助けた友人の知美。都会の片隅で再会したふたりは、奇妙な関係の生活を始めていく――。
『ココロとカラダ』は、主演の市川実日子が第24回モスクワ映画祭コンペ部門で最優秀女優賞を受賞し注目を集めた『blue』(03)を手がけた安藤尋監督が、実際に起こった事件を元に、少女たちの恋愛にも似た友情と少女の傷ついたココロとカラダの不透明さを見事に描いた衝撃作だ。
主演には、2002年ハワイ国際音楽映画際NETPAC特別賞を受賞した『おぎゃあ。』の阿久根裕子と、『花と蛇』(04)で注目を集めた未向が、少女たちの不安定な心のバランスを好演している。
スタッフには、脚本を『富江 replay』(00)の玉城悟が安藤監督と共作。撮影に『富江』(99)『東京ゴミ女』(00)の鈴木一博、美術を『陰陽師』(01)の黒須康雄、編集を『ゲロッパ!GET UP!』(03)の冨田伸子が手がけた。また音楽をアーティストであり、香港映画『女人、四十。』(95)や『アイデン&ティティ』(03)などを担当した大友良英が担当しているのも話題だ。
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数年前、学校帰りの知美(阿久根裕子)は、森に挟まれた細い砂利道で友人・恵子(未向)の自転車が転がっているのを見つける。森の奥へ行くと、恵子は男にレイプされていた。知美は男の頭を石で殴り、恵子を救う。
そして現在、恵子は思い出をすべて捨て、東京で体を売って生きていた。そこに卒業以来逢っていなかった知美から連絡がくる。その夜、逢いたかったのだと言う知美を恵子はひとまず自分のアパートへ泊める。
翌日、仕事へ行く恵子は部屋の鍵を知美に渡して出かける。知美はその鍵を持ちふらりと町へ出ると合鍵を作った。新しい鍵を持って知美がアパートへ戻ると、見知らぬ男・西山(池内万作)が上がりこんでいる。素性を問いただされた西山は、恵子と売春の関係にあることを告げる。衝撃を受けた恵子は、西山に自分とも恵子と同じ関係になってくれと体を開くのだった。
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製作:白井一郎/小野正/村上比呂夫
企画:成田尚哉
プロデューサー:東康彦/遠藤環
監督:安藤尋
脚本:玉城悟/安藤尋
音楽:大友良英
撮影:鈴木一博
美術:黒須康雄
録音:岩丸恒
編集:冨田伸子
助監督:石井晋一
製作担当:前村祐子
企画制作:アルチンボルド
製作:ラブコレクション製作委員会(ヒューマックスコミュニケーションズ/ジャム・ティービー/カルチュア・パブリッシャーズ)
配給:ラブコレクション製作委員会
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三原知美:阿久根裕子
池谷恵子:未向
塗ることを強要する男:棚橋ナッツ
尻好きの男:堀本能礼
スタンガンの男:本多章一
森の男:笹川大輔
中年の刑事:田村泰二郎
若い刑事:江端英久
少女:今泉野乃香
少女の母親(声):矢沢恵美子
西山俊介:池内万作
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