人気アイドル・真野恵里菜さんが初の主演をつとめたホラー映画『怪奇新耳袋 怪奇』(9月4日公開)の完成披露試写会が8月26日にスペースFS汐留で開催され、真野さんと篠崎誠監督、共演の坂田梨香子さんと秋本奈緒美さんが舞台あいさつをおこないました。
実話怪談集を原作にした人気ホラーシリーズ4年ぶりの劇場版となる『怪談新耳袋 怪奇』は「ツキモノ」と「ノゾミ」というまったく違ったふたつのエピソードで構成された作品。「ツキモノ」で桐島あゆみ、「ノゾミ」で藤沢めぐみというふたりの主人公を演じた真野さんは「二役役を演じるのは不安もあったんですけど、2時間の中で違った女の子を演じられるのは自分にとって新しい試練でもあるし、みなさんに見てもらえるチャンスでもあるので、台本を読んでいるうちにどういうふうに役の違いを付けるかと考えるのが楽しくなっていって、未熟な部分もありますが体当たりでやりました」と役作りを振り返りました。
また、ホラー映画への造詣の深さで知られ、満を持してメジャー作品でホラーを手がけた篠崎監督は「(映画の宣材では)“恐怖の最終兵器”と書かれていますけど、まだ恐怖中学、義務教育の途中です。若葉マークを付けながら、最初からあまり飛ばしすぎないようにやりました」と、初ホラーを手がけた感想を述べました。
『怪談新耳袋 怪奇』完成披露試写会
舞台あいさつをおこなった篠崎誠監督、真野恵里菜さん、坂田梨香子さん、秋本奈緒美さん(左より)。真野さんのうしろにいるのはお化けの扮装をしたゲストの小明(あかり)さん
「怖いんですけど、その中にリアルな感情が詰まっているし、メッセージ性も含まれているので、ひとりひとりのキャラクターの個性に注目して観ていただけたら嬉しいです」と真野恵里菜さん
「最初はどう演じようかと悩みもありましたが、スタッフさんや共演者の方々からアドバイスを貰って楽しく演じることができました」と「ツキモノ」で須藤匡子を演じた坂田梨香子さん
「ノゾミ」でヒロインの母・藤沢瑤子を演じた秋本奈緒美さんは「正直、試写で観たときはほとんど目をつぶって耳をふさいでしました。ほんとにかわいくて怖いです」とコメント
舞台あいさつ後半では出演者と監督が撮影中や仕上げ作業時の恐怖体験を明かし、場内はやや緊張した雰囲気に。そこで突然客席から怪しい影が舞台へと!
撮影中から不思議なことに見舞われつつ「“まあ『新耳』だから”とやってました(笑)」と篠崎誠監督
怪しい影の登場に、舞台端まで逃げてしゃがみこんでしまった真野恵里菜さんに寄り添う秋本奈緒美さん。坂田梨香子さんは幕のうしろに隠れてます
実はアイドルライターの小明(あかり)さんが映画に登場するお化けの扮装をしてのサプライズでしたが、驚いた真野さんの目からは涙が。8月13日のイベントに続いてサプライズに引っかかった真野さんは「やな予感がしていたんですよ〜」と苦笑いを見せました。
小明さん扮するお化けに抱きつかれながらコメントする真野恵里菜さんと、それを見守る坂田梨香子さん
お化けに密着された真野さんは微妙な表情を浮かべつつ「家に帰ってからお風呂場が怖くなったり、学校が怖くなったりすると思うんですけど、大切な方と一緒に観ていただけると伝えたいことがわかると思います」とメッセージを贈り舞台あいさつを締めくくりました。
舞台あいさつ登壇者のほか、鈴木かすみさん、吉川友さん、北原沙弥香さんらが出演し、鮮烈な恐怖を描く『怪談新耳袋 怪奇』は、9月4日(土)よりシアターN渋谷ほかにて全国順次公開されます。