女性の愛とエロスをテーマに6人の監督が競作したシリーズ『ラブコレクション』。12月25日、6本のシリーズ最後の公開となる『揮発性の女』と『月とチェリー』が渋谷シネ・ラ・セットで初日を迎え、監督、スタッフ、出演者が舞台あいさつをおこないました。
石井苗子さんの久々の映画となる『揮発性の女』の熊切和嘉監督は、ベテランの石井さんと仕事をすることについて「ぼくは若い女の子より年上の女の人の方が好きなんで、気合入れて撮ったつもりです。石井さんは微妙なニュアンスをわかってくれる」と話し、石井さんは監督について「ものすごく気持ちのいい現場で、一生懸命働く若者がいるんだなと思って、日本はまだ捨てたもんじゃないと感動しました」と笑いを交えつつ話しました。
大学生を主人公にした『月とチェリー』のタナダユキ監督は「友達と電話で喋っていたことを元にしています。ほかの人は恋愛とか人と関わるときに葛藤することはないのかなという疑問を元に作ったので、そういう問いかけになればいいかなと思いました」作品について話しました。
熊切和嘉監督は「5日間で撮影するという大変なスケジュールでやったんですが役者さんとスタッフの皆さん頑張ってくれました」とあいさつ
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「主役をやるのは初めてなので、監督に直接ご指導を受ける主役というのはなかなか気持ちのいいものだなと思いました」という主演の石井苗子さん
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これまでも熊切作品に出演している澤田俊輔さん。「いつも現場で監督の元気を貰えて、監督とやるたびに映画の現場が好きになります」と話しました
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音楽を担当した赤犬の松本章さんは「熊切監督の映画は今までもやらしていただいているんですけど、初めて愛のある映画だなと感じました(笑)」と話していました
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「お客さんに観てもらって初めて映画になるので、今日からやっと映画になるんだって気持ちです」とあいさつしたタナダユキ監督
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「『揮発性の女』がすごく面白くて、一緒の公開だって聞いてちょっとやだなって思っちゃいました」と話して笑いを誘った江口のりこさん
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「(台本を)読めば読むほどわからなくなってきたところがありましたんで、自分勝手に解釈させていただいて(演じた)」と話した永岡祐さん
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「こんな可愛い監督がこんな映画を作るんだと思って、すごく面白いなと思いました」と話した平田弥里さん
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